1953年生まれの自分史

結局自分自身についてしか確かなことは言えない。時代とその世界の中で生きて、自分を通してしか知りえないことについて現象学的記述を試みる。

遅すぎる気づき

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これは認めるのが恥ずかしいのでブログに書かないでおこうと思ったが、思い直して書くことにする。ぼくという男がどういう人だったか記録のために。それは自分が女性との付き合い方がわからず、付き合ってくれた女の子に徒らに悩ませるようなことをしてきたと、今更ながら気づいたということだ。なんと30~40年ほど経って気付くというようなことがあるだろうか?おそらくサラリーマンを辞めて昔を思い出すことに制限をつけなくなったからこそ、ぼくのこころの中に起こることなのだろう。古風というのだろうか、ぼくは村上春樹のようにセックスにはオープンになれなかった。状況を作ることができず、酒を飲めなかったのでリラックスする利を使えなかった。

そういえば、彼女がぼくの視線をそらさずにずっと見つめるのを、長すぎるのはぼくを責めていると受け止めたことがあった。あの時関係は終わったのだが今から振り返ると、それはぼくを試していて、それまではぼくをパートナー候補に考えていた気がした。知り合ってすぐの頃ぼくの実家に尋ねてくるほどの行動派の女性だったから。彼女が結婚した相手の男はどことなくぼくに似ていた。そういうことは別の彼女にもあった。ぼくも結婚して何年か過ぎた頃突然手紙が来て、パートナーの男はあなたに似ていると書いてあった。