1953年生まれの自分史

結局自分自身についてしか確かなことは言えない。時代とその世界の中で生きて、自分を通してしか知りえないことについて現象学的記述を試みる。

2015年7月25日の日記から

ついにCDを買う決心をしてCD屋に行くとぼくと女性店員だけだった。しばらく店内を探しても見つからなかったので、その女性店員の方へ行って「アジアンカンフージェネレーションってありますか」と尋ねた。一瞬彼女は思案したがすぐにその場所に案内してくれた。8枚ほどあった中でベストアルバムを選んで彼女のところへ持って行く。幾分嬉しそうな感じが素振りに出ていた。袋にCDを入れる時にフンと笑ったような気がした。ぼくはお金を払い、年甲斐もなくと思われていることに少し動揺したかもしれない。彼女はちょっと弾んだ声でありがとうございますと言い、ぼくもありがとうと返した。
「ループ&ループ」を何度も聴いている。このPVの中学生のように自分の中学生の頃に還っていた。あの頃のぼくは在日米軍向けの短波放送にチューニングしてアメリカのポップスを毎日聴いていた。62歳の自分は方法的に退行することにした。

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