彷徨える初期高齢者

62歳からの生き方を探し、もがいて苦しむことに必死になる。誰でもない自分の人生として。

村上春樹と福永武彦

引きつけられるようにして今日、「ノルウェイの森」を手にとって再読を始めてみた。

直子は最初から自分が死から逃れられないと決意している事がなんとなく分かり、ワタナベ君との接し方は誰かと似ているとふと感じられた。ああ、誰だろう、、、ぼくの記憶の中を探っていくと、ああ、あれだなと思いつくものがあった。福永武彦の「死の島」に登場する素子だ。原爆症で、自殺することを決めている素子の雰囲気が似ていると思った。村上春樹福永武彦を持ち出して論じる人がいるとは思えないが、ぼくの読書範囲では同じような世界を描いているように感じられる。