彷徨える初期高齢者

苦しみもがいて、62歳からの生き方を探すことに必死になる。誰でもない自分の人生として。

(世界)資本主義考

以下は御厨鉄という方の「やさしい反資本主義」というブログからの引用である。私自身の学習メモとして転記しておきたい。

(引用元サイト:https://mikuriya-tetsu.com/anarchism/capitalism/839/

 

歴史

資本主義は「自然な」システムとしてあらわれる。人間のコントロールを超越した力によって生まれた山や丘のように形づくられたもの、人間の本質から生まれた経済システムであるように。

しかし資本主義は「自然な力」によってではなく、世界中の激しい膨大な暴力によって確立されたのである。第一に「先進」国においては、エンクロージャー(囲い込み)によって自給自足で暮らす農民を共同体の土地から追いだし、工場で働かせるために都市へ移らせた。すべての抵抗は破壊された。賃金労働の強制に抵抗した人々は、放浪者法vagabond lawsや投獄、拷問、強制送還や処刑の対象となった。イギリスではヘンリー8世の統治時代だけで72000人が放浪により処刑された。

その後の資本主義は西洋帝国主義勢力による侵略と征服によって広まった。共同体が彼らの土地から賃金労働に追いやられることによって、すべての文明が無残にも破壊された。征服を逃れたわずかな国々は――日本のように――国外の帝国勢力に対抗するために自ら資本主義を採用した。

資本主義が発展したところのどこでも、農民と初期労働者たちは抵抗した。しかし、最終的には巨大な恐怖と暴力に屈服した。

資本主義は人間の本性から生じる一連の自然法から生じたのではなかった。エリートによる組織暴力によって広まったのである。土地と生産手段の私有という概念は現在では自然な道理と思われているが、私たちはそれが征服によって強制された人工の概念であることを思いださなければならない。

同様に、労働力以外に売るものをもたない階級の人々はつねに存在したのではない――共有されていた土地が強制的に押収され、飢餓または処刑の恐怖の下で賃金のために働くことを強制されたのである。

資本が拡大するにつれ、資本は搾取しまた依存するところの、世界人口の大多数からなるグローバルな労働者階級を作り上げた。