開界録2019

The time I retired from jobs is the period reviewing and comprehending my past life.

定年後のオタク

現在の心の状態を表現していつでも思い返すことができるようにしたいと思うが、特段変わったところがあるわけでなく、平静であるものをどうやったら書き留められるか途方に暮れる。本を読み終わった時の頭の中がいっぱいに満たされた時のような、充実感に近い気がするが、それ程高揚感があるわけでもない。

確かに読書と関係があり、芸術家の工房の中にいるような、自由な空気と決して明るすぎない間接光で照らされた落ち着いた部屋にいるような感覚だ。それは想像力によって描かれた空間で、幾分肌に感じることもできる心地よいものだ。雰囲気だけが残像のように、じっとしている自分の周りに漂っている。それを幸福と呼んでもいいかもしれない。

本の種類がこれまでの小説だけから、英語の参考書が加わったことで高校生の時のような学習熱も湧いてくるようになった。ただ楽しみのためだけの英語学習は、取り立てて目的があるわけではなく、英語に関することを知ること自体が楽しい。この感覚は大切にしたいと思う。ほんの少しづつの蓄積されていく知識に対する純粋な愛着がその感覚だとしたら、素晴らしいことに違いない。趣味こそ無為な日常から救い出してくれる知恵だからだ。あるいは英語オタク(English nerd)と言った方が当たっているかもしれない。しかしまだその域にはいっていないだろう。オタクほどの詳しさにはまだ程遠い。

「英語ネイティブ脳みそのつくりかた」の著者、白川寧々は独特のオタク的英語学習法の創始者だ。

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