開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

同郷の小説家の本を読んでみる

金沢市出身の現役の小説家に、唯川恵さんがいる。ぼくより二つ年下の65歳になる。金沢女子短期大学を卒業して、地元の銀行に就職して10年間OLとしての生活がある。Wikipediaには、「29歳の時に『海色の午後』で集英社第3回コバルト・ノベル大賞を受賞し、作…

ブッダと唯物論

不思議なことに、仏教と唯物論と革命論は矛盾していない、とこの僧侶の発言を受け止めた。 www.youtube.com www.youtube.com

英語人格について

以前の僕のブログで、リタイア後の第二の人生を英語人格で始めるという趣旨のことを書いたことがある。その時に以下の英文も掲載した。 Crysis after retirement?At this rate, I will end up being just an old man.I think that reading only books only …

世界史の大変動

アメリカ大統領の不正選挙から見えてきた、驚くべき腐敗の世界的構造。ポンペオが台湾よりも先にジュネーブに飛んだ理由も分かった。あまりにも急激な展開と規模が大きすぎて絶望する余裕もない。兵頭正俊氏のように魂を失わず、強くならなければと思った。 …

自分を入れて距離をとる世界観

一昨日のブログ「目覚めた人の世界観」で、アメリカの大統領選挙を巡るトランプ対バイデンの抗争について、不正選挙を暴くトランプ側に正義があるとしてコメントしたが、それは自分のコメントとしてするべきではなかったことについて今日書いておきたい。つ…

目覚めた人の世界観

アメリカ大統領選挙に関わる、連邦議会乱入暴動まで進んだ状況や、香港の民主派議員の大量逮捕などの世界情勢に対するぼくの見方など、誰にも影響しない戯言にすぎないがそれでも、目覚めた人になると書いた以上何かコメントを書いておきたいと思う。ネット…

目覚めた人になろうと決めた

メランコリーな少年が、強制収容所生活を経て、刑期を終えて出所後に、ようやく自由に生き始める人生が自分の人生のように思える。それは自分の心の声を唯一の真実として、湧いてくる想いに忠実になることを方法として「書いてみること」で自覚された人生だ…

古井由吉の小説には何かがある

今日うつのみやに注文してあった古井由吉の「書く、読む、生きる」が届いていたので、取りに行った。すぐに読んでみると講演やエッセイを集めた本だった。ぼくは「杳子」だけしか読んでいなかったが、すぐにその世界に馴染んだ。すぐに才能を感じた。三島由…

書くことによって鍛えられる何か

今関心のあることが遠い昔になっている定年退職後の年金生活者が、書くことが楽しくなってきていて、昨日に引き続いて少年の頃の自分について書きたいと思う。これを読む人には分からないと思うが、書く方は若い自分に書く間だけは帰れるので楽しいのである…

心の空虚は埋めなければならない

昨日のブログで中学生の時から心の空虚が育ち始めたとかいたが、心の空虚は自分の成長に繋がることが確認できてよかった。自分の成長にも歴史があり、全ては繋がっていることが今なら俯瞰的に見れるので理解が可能になる。心の空虚で今思い出すのはそれが一…

自分を知るための冒険

最近ブログに書いてきたことで、自分がどういう人間か真実が見えてきた気がしている。小学校までは自我が生まれていないので、両親や学校の先生やクラスのみんなと穏やかな一体感があって幸せだった気がしていた。ところが、実際は表面化しない妬みを持たれ…

定年後の退屈とのたたかい

定年後無職で年金で生活する者は、日常的にどうしてもやらなければいけない事から解放されている。コロナ禍の一部の人の、仕事がない苦しさからは解放されている。だからやることがなくて暇だと言ってはいけないのだ。先ほどテレビで「ポツンと一軒家」とい…

何のために働くのか?

何のために働くのかと問うて、生きていくためにと答える。では何のために生きているのかと問うて、まさか働くためとは答えないだろう。幸福を得るためと答えるのが一般的だと思える。ではあなたは働いて幸福が得られただろうか?高度に発達した現在の資本主…

本を読むこと

本を読むことは簡単にできる。文章を書いて本にすることはかなり難しいのに対して、本になったものを読むことは字が読める人であれば、誰でもすぐにできる。図書館で借りてくれば無料で読める。簡単にできることなのに、本を読む人はどんどん少なくなってい…

孤独で誰からも無視されていた

もうどんなことを書いて傷ついても、その傷の中に沈潜して回復するだけのたっぷりした時間があるのだから、過去に苦しく孤独で誰からも無視されていたことがあっても平気で振り返ることができる。自分だけが周りから拒絶されて、寂しい穴の中に気が落ち込ん…

新たな苦しみが始まっている

これまで、定年後再就職せず無職のまま自分の可能性を耕していく生き方をしていればいいと自分を納得させてきた。ところがここ数日、夢に見る内容を振り返ってみると、お前はどんな仕事をして何を残すのか、という問いが発せられているような気がする。あれ…

文学に対する無知

文学の役割は何か、という問いが浮かんで「文学の役割」で検索してみると、役割を社会的役割や教養というタームでとらえている記事ばかりが目立った。文学通の人たちの界隈で、かつて純文学論争というのが大塚英志と笙野頼子の間で戦わされて、文芸評論家の…

トロツキーの本を読む

昨日からどういうきっかけか、ぼくの本棚からトロツキーの「ロシア革命史」を取り出して70ページほどを読んでいる。その本を手に取るまでは柄谷行人の「トランスクリティーク」をペラペラと序文のあたりを読んでいた。1989年にソ連が崩壊する事態がこれまで…

文学と人生

定年後無職で妻と二人でその日その日を気ままに暮らしていて、一番にやることといえば自分の人生を振り返ることになっている。その時思うのは、多分書くことが今の生活の主軸になっていることもあって、文学がぼくの人生を支えてきたという感慨である。人生…

今ぼくの背中を押す流れ

毎日同じことの繰り返しのようで、気づかないように少しずつ自分が変化している。突然何の予兆もなくちょっといつもとは違った気配が現れる。内面のどこかからふっと漂ってくる、懐かしい感じ。ああ、これはぼくが屋根裏部屋のような自室に閉じこもって、夢…

自己紹介ができない

どうも自己紹介が苦手だ。わたしはこういうものですと言ってしまうともうそれは自分でないような気がする。わたしは何者でもない男です、では自己紹介にならない。只の人には違いないわけだが、それでは区別がつかない。名前を言っても興味を持たれることが…

こころの求める三つの課題

2020年がもうすぐ終わろうとしている。今年を振り返るにはまだ少し早い気がするが、年賀状のデザインを決めたし、スノータイヤにも変えたし、今月の読書会例会も終えたので、懸案のものがなくゆとりを感じている。そこで今年を振り返り今後の定年後生活の、…

死ぬまでに出会いたい芸術のこころ

毎月公民館の読書会に参加していて、今日午後からそれに出る。読む本が全て文学だとはいえない。日本の短編小説が主となるが、人生の一コマが切実に展開する濃い時間が自分を巻き込んでいく時、何かに出会っている感覚になる。揺さぶられるのだ。しかし単に…

無口な人の人生

ぼくは普通に生活している中では、仕事以外で会話に出てくる言葉には興味が起こらないので自然に無口になっていた。どうして自分の人生がこうなのだろうという自己探求が、定年後の主なやることになっている。今日読んでいる小説の中の会話から、突然自分の…

67にもなって大人になりきれない

67年間生きてきてこれまでを回顧して、自分の人生がぼんやりとした輪郭しか持たないことにほとんど絶望する。何も確かなことを全力でやってこなかったという冷厳な事実に意気消沈する。戦前戦中戦後を生き延びてきた、ぼくの父親世代の過酷な人生からほとん…

小説の効きめ

何のために小説を読むのか、どうして時間を惜しむことなく読んでも後悔しないのか。面白かったといえば済むのが大かたの小説読みの流儀なのかもしれないが、あえてぼくは効力を問う。小説にしか与えられない良さというものがある。映画や芝居を見たあとの感…

定年についてのぼくの考え

今では定年がどんどん後にずれて、果ては定年がなくなり生涯現役で働くなどという、とんでも無いことが平気で口にされている。労働だけが人生じゃない。仕事を取ったら何も残らない仕事人間は、定年が一大転機になるだろう。ぼくもサラリーマン時代に仕事が…

読書三昧とは

かすかに虚しさを感じ始めている。午後から夕方にかけての時間は、時々軽い虚しさが訪れることがある。本が読めなくなるとやることがなくなり、手持ち無沙汰になる。今この瞬間の自分の心にあるものを見ようとすると、自分の一生を終えるまでに何かを残した…

読んで読んだことを話し合う

ぼくが参加している読書会は、石川県立図書館が古くから推進している読書普及活動グループに所属している。子供への絵本などの読み聞かせは活発になっている感じだが、社会人の読書普及を目的にした読書会活動は、衰退傾向にある。最近では白山市が抜けてし…

読書と私

本を読み、文章を書くことで何者かになる___本を読んで内面が作られ、文章を書くことで私が主語として立てられるからです。高校に入って世界文学全集を読み始めた時、面白くて一冊読み終えると次はこれと読み進んでいき、だんだん自分が大きくなるような…