開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

定年後の哲学その2

定年退職者が哲学に優位な理由は、思索する時間が与えられているからだ。思索とは、経済的な問題や心理学を含む医学や、実用的で商業的な利益追究のための方法などの思考から離れて、自由に世界と人類と自己について何が真であるか、何をすべきかを考えるこ…

定年後の哲学

今更と思われると思うが、定年になると無職であることは咎められないから、哲学するには向いている環境なのだった。最初からニートで組織経験がない人よりは、定年まで会社で働き定年後無職になるサラリーマンの方が、両方を体験しているので無職の自分につ…

期待を持って定年後を過ごす

とても単純化して定年後ぼくがやっている事を述べるとすると、それは改めて知ることです。これまで関心があって少しはかじったことを定年後じっくり時間をかけて、知ることをやっています。例えば、英語を改めて自分なりに知りつくしたいと思っています。つ…

後から気づく目標もある

大学合格、就職が決まる、結婚、マイホームを建てる、昇進する、子供ができる、定年退職する等々、人生にはその都度の目標(節目)があり、それを達成することが目指される。ぼくの場合は、昇進すると子供ができるは達成しなかった。でも現在食うに困らず健…

同人誌参加は諦めた

思わぬことに同人誌への参加を止められてしまった。定年後のぼくの生活は、テニススクールと読書会と古典文学会と母親の病院と買い物の送り迎えで回っている。同人誌で同人の人との付き合いも始まるかもしれない。妻は、これ以上のぼくの「広がり」にブレー…

中村真一郎「四季」を読了する

ようやく長編小説を読む習慣を取り戻すことができた。単行本四冊のうちの最初の一冊を今日読み終える。最終ページに読み始めの年月日がメモされているが、何と2017年7月12日となっているから読了に5年半かかっていることになる。2021年の8月27日のこのブログ…

同人誌への投稿

金沢市民文学賞を取られたTさんから勧められて、Tさんの参加する同人誌へ投稿することになりそうだ。今日「定年退職後のこと」と題する原稿を送ってTさんからの返信に「玉稿」とあった。「玉稿」とは初めて目にする言葉だった。多分承諾が貰えたのだと思う。…

公民館での読書会

これまで読んできた本の知識や物語や人生観などから影響を受けて、自分の考えが作られていると思う。誰それはこう言った、ということをいくつも挙げることができる物知りな人がいる。読んだ本の解説を述べて、お勧めの本を動画に上げているYoutuberも最近は…

自分からの脱出

何を書きたいのかは分からない。自分で何処かに書いたことだが、定年の意味が川が河口から海に出るようなものという比喩が気に入っている。海に出たらいきなり茫漠とした果ての見えない環境に置かれる。当然ただ漂うしかない。どこかの時点で潮流にぶつかり…

いつものように書き出した

また思うがままに書こうとしている。変なことを書いてしまいそうだ。例えば、妻は女で自然に属するがぼくの方は人間には違いないが人工的な感じがする、といったことを。自分が自然のままにはどうしてもなれず、何かが頑なに邪魔をしている。世間体とか男ら…

私またはぼくの誕生について

ブログに初めて私は、、、とか、ぼくは、、、とかで書き始めた時の新鮮な気持ちをブログを書いている人なら経験されていると思う。ブログじゃなくても実際は、小学校で絵日記や読書感想文などで「わたしは」とか「ぼくは」で書き始めているかもしれない。で…

あの時代に吸収したものを今、調べていく

2023年に入って、改めてやりたいことを確認しておきたい。以前ブログに書いておいた世界と日本の芸術家や評論家の人たちの仕事を、定年退職後の今調べることだ。 ぼくが美大を受験する前の年は、県内でも進学校として知られる高校にもかかわらず美大に入学し…

小説を書くには

ひと世代上の小説家の先生から、小説を書いてみられてはと勧められたことをまともに受け取ってその気になっている。これまでも小説を書いてみようとしたことはある。その時に小説の書き方みたいな本を買い集めて読んでいた。読んだ順番に書き出すと、先ず丸…

定年退職後のこと

Kはサラリーマン人生を三十八年間送って、よく我慢し通したものだという以外に感慨がなかった。よかったのは厚生年金が少なくてももらえることだ。Kの妻の年金と合わせれば普通の生活がよっぽどの事故がない限り送れそうだった。その安心感は、今のKには精神…

実人生と書かれた人生

人生を二度生きる。一度は実人生で、二度目は書かれた人生だ。実人生を書いて思考上の空間で再現された「人生」を生きることをやってみたい。と言うか、実際このブログで断片的にやってきている。実人生の中に隠れている流れの源流は、社会に出るまでの主と…

男たちへの賛歌

どうしても僕のブログにもアップしておきたかった。ユーミンよりこの男たちのメッセージの方が時代をつなぐと思う。

なし得なかったことや失敗について

ほとんどの人はかつてのぼくも含めて、なし得なかったことや失敗をマイナスに捉えていることだろう。定年退職して、俺はさしたる成功を経験しなかったと自分の人生を振り返る人は、自分の過去を過小評価しがちになる。なし得なかったことは未達成ということ…

始めたことは終わりまでやる

今年の目標ではなく、抱負として自己改造のための実験をしてみたい。それは、「始めたことは終わりまでやる」ということだ。何かの直感があって、または他者からの勧め(それは関係の絶対性からは、強制に近くなる)で始めたことは、終わりまでやり遂げる、…

2023年今年の目標

2023年になりました。これをお読みの皆さま、明けましておめでとうございます。 早速ですが、今年の抱負と言わずに目標を期しておこうと思います。昨年の12月22日に金沢市民文学賞をとられた作家の方を訪問して、同人誌への投稿を勧められた。それ以来、何か…

2022年、今年の収穫

それまでの小説中心の読書から学術書を一冊ずつ丁寧に読むようにしたのが、良い結果を生んだと思える。フロイトの「精神分析入門」は今から思うと、現代思想に関心のある人にとっては不可欠の本になると思う。ぼくにとっては自分の考えが立体的になった気が…

私人と公人と哲学

私人は一人で生きてきて、結婚して家庭を持つことなく一人で死ぬことを覚悟している人だ。公人は両親から生まれ家族の一員として生き、結婚して夫婦として生活し家族を形成する生き方をする個人である。私人は社会の価値およびシステムを無視、ないし軽視す…

自分から離れるとどうなるか

ヘルマン・ヘッセの『デミアン』の中に以下の記述がある。 「利口そうなおしゃべりなんて、ぜんぜん価値がない。ぜんぜんないね。自分というものから離れてゆくばかりだ。分を離れてしまうというのは、罪悪だよ。ぼくたちは、自分の中へかめのこみたいに、す…

ニヒルな自分

今から思うと、ぼくにもこれが最悪の時期だと思った時期が何度もあった。まるでどうやってそこから抜け出したのか、よくくぐり抜けられたものだと感心するくらいだ。まるで今のぼくの人格とは異なり完全な別人と思えるほど、ダメな男だったことがある。それ…

鬱には温ったかいものが効く

69年間生きてきて今から思うと、鬱体質だったぼくを最終的に改善したのは妻との出会いと結婚だったと思える。サラリーマンの時、家と会社の車での往復が新居(結婚当初はアパート)と会社の往復に変わって、ぼくの体質も変化していったのだと思う。通う道の…

サルトル的、ヘーゲル的、柄谷行人的

自分がなれるかは別として、作家と批評家の違いは何で、自分はどちらを目指したいか、またはどちらが自分に向いているかを考え、妄想してみたい。違いについては、自分を書くか他人を読むかのどちらを優先するか、にあると思う。他人を読むを優先するという…

ヘーゲルへの想い

このブログでヘーゲル哲学を読むことに関する記事を書いていくと「宣言」して実際やろうとして、今躓いている状況だ。自分のためと言いながら誰かが全く読んでくれないブログを書き続けることも実際は無理であることを知っている。実際このブログのアクセス…

自分の人生

ここ二三日、何か書きたくてなってとにかく書き出してみようとパソコンに向かうことが多い。とにかく書こうとすると、自分の人生の意味を探ることになる。何のために生きているかを問うていて、我ながらそうなる自分を訝しく思う。古くからの最も基礎的な問…

哲学か文学か

今日は日曜日で、先月までは天候が良ければ午前中仲間と妻も含めてテニスなのだが、さすがに真冬並みの天気では中止になった。土曜日に読書会の例会があるので課題本を読んだり、野々市図書館の市民学習に関するレポートを提出するために、報告書に目を通し…

自分で考えてみるということ

例えば、防衛費を増税で賄うという問題を取り上げてみる。自民党内で散々問題になっているという報道がされている。国の防衛という問題に自分自身で考えてみる人がどうだけいるのだろうかと、ふと考えてみた。ほとんどの人が誰か政治評論家とかの専門の人の…

生涯学習について

生涯学習課というのが我が野々市市にもある。ぼくは野々市市図書館の図書館協議会委員でもあるので、生涯学習課から図書館の活動を諮問される立場に今年からなった。それでそもそも生涯学習なるものを考えてみることにした。学習は何のためにするのかといえ…