開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

70年代のぼくに見えていたもの

失われた時代の雰囲気を再現したいとこれまで何度も思ってきている。70'sの音楽を集めて今聴いている。サイモン&ガーファンクルやクリーデンス・クリアウォーター・リバイヴァルやTレックスやドアーズなど。ユーミンと五輪真弓とハイファイセットなど。泉谷…

宮沢賢治の朗読

先月のある日、宮沢賢治を研究されている岩手県出身で金沢在住の女性の方の講演を聞く機会があった。その中で、賢治の詩を朗読もされたのだったが、ぼくの印象は少し弱々しくて内心不満だった。ぼくは昔、ドリアン助川さんの絶叫するような「雨ニモマケズ」…

[青春回帰] I was like you

邦題が「そよ風の誘惑」で、オリビア・ニュートンジョンの「Have You Never Been Mellow」という曲を、昨夜Youtubeで偶然に聴いてその歌詞に惹かれた。どういうわけか、I was like youに心を動かされた。ぼくが英語学習の初心者なのもあるが、歌の意味が自分…

桐野夏生「バラカ」を読んで

桐野夏生さんも金沢市生まれである。これまで唯川恵さんと水橋文美江さんの小説を地元出身という理由から読んできたが、桐野夏生さんはそれ以前から同時代の学生運動がらみという、小説を読む理由で読んでいた。ここ二、三日「バラカ」を読んでいたが、それ…

夏の終わりに

何にも用のない夏の日の夕方 ふとあの頃の曲が浮かび、Spotifyの声が漂い出した 君は少女だった 乾いた風に髪をなびかせ 日焼けした肌の無垢な淑やかさを 誰はばかることない爛漫さを中心に置いて ぼくを虜にしようとたくらんでいた 面影や匂いや空気は時間…

今更ながらではあるけれど

あまりにもはっきり分かってしまって、記録しておくにはピッタリなので、ぼくのブログにも載せておきます。 www.youtube.com

ネット性善説

そう言えば、評論家がいなくなった気がする。この人が言うように、いつの間にかAIにとって代われてしまったらしい。ネットは最終的にいい方向に向かうと、養老孟司は言った。 www.youtube.comネット

人生は死ぬまでの暇つぶし

ぼくのブログは自分のための気づきの記録なので、第三者が読んで分かるようには書いていない。書こうと思うと億劫になって書く気力が失せてしまう。誰かを救いたいとか、自分を認めてもらいたいとかという動機がない。敢えて言うとしたら、気づいたことを自…

読む幸福な時間

今ほとんど満たされて平穏な心の状態だ。何か書きたいことがあるわけじゃない。記録しておきたいとも何も思わない。本も読みたい気がしない。読めないわけでもない。ちょっと思うのは、こんな平穏な状態は普通書くのが難しい気がして、だったら挑戦の意味で…

意識で遊ぶ

ぼくは68歳だけれど、昨年あたりから年齢が気にならなくなってきている。それまでは、ずっと定年後どう過ごすかみたいなことに捕らわれてきた気がする。「終わった人」とか「60からのゴールデンエイジ」だとか、「老後難民」などのワードが気になっていた。…

エッセイか、小説か

先日図書館から借りた、滝口悠生の「長い一日」を読み終え、今、柳美里の「南相馬メドレー」を半分まで読んでいる。「長い一日」はエッセイのような小説で、「南相馬メドレー」は純然たるエッセイである。前者は誰かのブログに載っていて、おそらく何が書か…

老いについて

若い頃は過去より未来が大きい(長い)が、老年になると未来が小さく(短い)過去が大きい(長い)。これは過去だけが確実な存在なのだから、本当は過去が大きくなる老年の方が豊かなはずだ。もちろん人生には浮き沈みがあり、良い時もあれば悪い時もある。…

超スローに生きる

今日は76回目の敗戦記念日でお盆の日だった。毎年繰り返される、敗戦記念日のテレビの特集番組は見なかった。午前中に仲間とテニスをして、午後から母親を連れて墓参りに行った。居間のソファーで少し長めの昼寝をした。ぼんやりと今の妻との生活のことを考…

自分を客観視すること

もうどうやってその人のブログに至ったかは忘れてしまったが、文章が上手くて読むとその人らしい流れや勢いが感じられて、あとで読めるようにURLを保存した。読者になれば済むのだが、その人のブログ読者は6人だった。どうして、いい事を書いている割に読者…

ある歌人の現代批判

「近・現代の日本、殊に日本人特有の丹念に緻密に、合理化時代と言うと事の隈々まで合理化してしまう、この徹底した単純さみたいなものが、我々の現代の社会の生き方を本当に息苦しく、たまらない状態に追い詰めていることは確かですね。しかも、それを幾ら…

人類最初の原爆投下の日に

76年前の今日、広島に原爆が投下されました。これは私だけに起こった特殊なことでほとんど無価値なことだろうと思いながらも、誰かが読んでくれることを前提に書いてみます。日本人の誰もが被爆の悲惨さから、戦争はもうこりごりと感じていると私は思ってい…

会話文とは

水橋文美江脚本のノベライズをここのところ読み始めて気づいたことがある。水橋文美江さんはシナリオライターだ。シナリオというのは会話で進行する。会話があることで役者があるシチュエーションで行動できる。無言のまま行動することもあるだろう。しかし…

「スカーレット」を読む

水橋文美江 作「スカーレット」、水田静子 ノベライズを昨日読み終えた。この前のブログで下の3分の1ぐらいで読めなくなったと書いたが、途中で辞めてしまうのがためらわれた。個人の趣味で読む小説だったら、おそらく中座も気にせずに縁がなかったで済ませ…

知ると分かるとの違い

日々スマホやパソコンに接続して暮らしていて我々は情報に取り囲まれている。無料の情報や公共性のある情報や特定の人にしか必要のない情報がある。とにかく情報で溢れていて、情報漬けになって不必要に情報に晒されているのが普通の状況になっている。だか…

村上春樹が好きになった

以前、我が地方局のMROラジオでも村上Radioが聴けたと思うが、昨日聞き逃してradikoで探したが見つからなかった。幸いYoutubeに誰かがアップしてくれていた。世の中がオリンピックで騒いでいる時に、おバカでお気楽な曲をかけまくるこの番組を聴いて、ぼくは…

抽象的個人の成立

企業内のサラリーマンという属性では、一方的にコントロールされる方になってしまう。だからサラリーマンから自己を分離し、一旦抽象的な個人になる必要がある。組織内の人間関係から独立した抽象的な個人を壁の内側に創ることになる。その頃インターネット…

壁の内側にあるもの

会社で個人の自由を奪われている自分は借りの存在だとみなすことを外在化と呼ぼう。会社の拘束から離れて自由な存在に帰ることを内在化と呼ぼう。内在化された自分は自分のものであり、改めて作り上げることが始まる。ぼくが社長の一言から壁を作って始めた…

会社との間に壁をつくる

社長の言葉による攻撃に対してぼくがとった最初の対抗策は、自分と会社の間に壁をつくることだった。もうそれ以上言葉の進入を許さない強固な壁を作って防衛することを考えた。養老孟司は人生には3通りの生き方があり、壁の内側で生きるか、外側で生きるか…

企業という閉鎖社会

今から思うと、ぼくの人生の中で、38年間のサラリーマン時代は特殊な閉鎖社会に閉じ込められていたような感覚がする。経済的には現実世界と繋がっていたのだろうが、文化的で自由な環境からは断絶した、社長親族を中心とした村社会に繋がれていた気がする。…

就職したことの功罪

ぼくの個人的な体験として地元の会社に就職して、38年間働いたことの自己評価をしてみたい。今になってまだそんなことを考えるのか、過ぎ去った過去をいつまでも引きずるのか、呆れるばかりだと思われるに違いない。生きていくにはそうするしかなかった、よ…

これまでとは異質な日常に

今日は朝から真夏のようなピーカンの空で、こんな炎天下でテニスをするのかと思うと流石に億劫に感じた。身体がだるくなかなか眠気が取れなかった。でも仲間が集まるから出向かなければと準備し始めると体に力が入ってくるのが分かった。コートに立って始め…

結婚生活って?

子供の頃は女子の方がマセていて、ぼくが結婚ってどういうことかを女子に訊いてみたことがあった。その女の子は、食べて寝て一緒にいることよと言ったのだった。そうか、一緒に食べて一緒に寝てそれで1日が終わり、それを毎日繰り返すことなんだと妙に納得し…

岡野弘彦先生に私淑する

(この動画の17:43あたりで、先生の研究室に自治会系の学生が出入りしていたことが明かされている。)源氏物語から岡野弘彦氏を知り、国学院大学の名誉教授ということからこのサイトを知り、ぼくの青春との縁を感じた。

源氏物語を読む意義みたいなもの

現代において源氏物語を読む意義みたいなもの、あるいは近代によって歪められてしまった自分の心を一瞬にして千年の恋の感情で融解するもの、幸いにもそれが日本で文字に残されていた。 www.youtube.com

隠遁者から地域住民になる

定年退職してただの人になって、人間関係がリセットされて、さてサラリーマンを卒業して自分にはどんな道が開かれるかは、単なる人生のテーマではない。それを考えるにあまり余裕はなく、自分探しの焦燥感がつきまとった。どうしても歩かざるを得ず、空虚を…