2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧
「63歳の誕生日に」 子供のいない、妻と二人の家庭を33年間続けてきて、自分の誕生日に特別な何かお祝いするという習慣がない。今日もお祝いらしきことはないのだが、職というものから離れて気ままに生活を送るようになってからの心境の変化を、63歳の誕生日…
もしも近代・現代の作家・思想家たちの例の終末観的な時間観念に積極的な意味があるとするならば、まさにこの点_____現在と未来との断絶の強調にある。というのは、私たちはたいていの場合、未来を前もって決まった形として描き出し、それへの「期待」…
引きこもりとは、仕事や学校に行かず自宅に引きこもり、家族以外とほとんど交流しない人や状態を指す。日本の厚生労働省は、こうした状態が6か月以上続いた場合を定義としている、とwikipediaにはある。これは現象だけを言って定義とは言えないと思う。一般…
高校2年の時に10日間ほど不登校で自宅に閉じこもっていた時、日常の時間の流れと自分の世界内の時間の流れのズレを感じた経験から、鬱とか社会的引きこもりの問題には身近に感じている。その時大学病院の精神内科の診察を受け、しばらく精神安定剤を飲んで…
書くことで意識の空間ができるので書き出していくと、次第に自分が膨らんできて自分がそこで息を吸うようになる。息を吸い始めると生きている感じが生まれてきて、考えることもできるようになる。そうだ、書きながら考えるやり方が最近身についてきた気がす…
妻について書くことにする。それは自分や友人について書いているのだから、妻についても書かないのはフェアじゃないと感じるからだ。しかし、、、 先ほどから妻のことをどう書こうかと思いあぐねている。これまで日記やブログに妻、または妻となるFについて…
高校3年の同級生 Aとは東京と金沢で進路が分かれて離れ離れとなったわけだが、金沢で最後のきちんとした別れ方をしなかったこともあってしばらくして手紙をもらうことになる。その日、自宅から歩いて通える美大から夕方帰宅する時に、なんとなく手紙が来る…
ぼくは大学3年次を留年している。とても傲慢に聞こえるかもしれないが、その時これまでずっとまあまあ順調に来ていたので1年ぐらい猶予期間をもらってもいいのじゃないかと考えて、本当に自分の支えになる世界観を築こうと自主留年したのだった。作家の三…
書きたい欲望の根拠にあるもの その場所の存在模様 それは、無のような空間でありながら 無限に広がり 結び合っている それは、ブログ空間でもある 愛のエネルギー空間でもあるかもしれない 表現者、芸術家、哲学者、歴史家たちの 知の空間と 繋がっているか…
昨日「こころ」を読み終えていた。やはりすごい小説だった。15年ほど前に一度読んでいるはずなのだが、大筋の展開は覚えているもののほとんどを忘れていた。単に名作だったで特にすごいとは感じなかったように思う。今回はKの自殺した部屋に血しぶきが広がっ…
●2015年5月14日のFBから 全く久しぶりにFBに投稿する気持ちになった。会社で毎日働くという環境から脱して毎日何をしてもいいという環境になって、2ヶ月半ほどたった。ぼくが若い頃、哲学がファッションのようだったことがあり、ぼくはサルトルなどが好き…
今月の野々市市公民館の読書会の課題図書が漱石の「こころ」なので、今18章まで読んだところで、少し感想を書いてみたくなった。(というのは自分の感じ方を言葉にして「中」に入ってみたいということなのだが)今朝起きると、夢を見ていたことに気づき、全…
今朝のNHKで、身元不明遺体が2万人収容されているということを知った。身元不明と聞けば痴呆の老人や訳あって路上生活者となった人たちを連想するが、番組では普通の成人女性が取材されていた。友人付き合いもあり家族もありながらも、本当に頼りにできる相…
今日目覚めのまどろみの中から思考力が立ち上がってくるとき、次第にブログの事が気になっていることに気づいてきた。昨日ぼくのブログのアクセスが2件だった。アクセスが何も投稿しなければゼロになることが予想される。別に読んでくれる人のために書くわ…
今日は長いつぶやきになりそうだ。つぶやきは短いから、私語という硬い言葉にすればいくらでも長く書けそうな気がしてくる、だから言葉選びは大切なのだ。ぼくが書きたいという気分になる時は何かモヤモヤするものが発生する時が多いのだが、今日は昨夜から…
中学3年の夏休み、地方都市にいて遊ぶことを知らずに職人の家庭で育ったぼくは、不良仲間の誘いにはのらず、ストイックに勉強する習慣の中で過ごすしかなかった。親は日曜もなく働きづめだったので、結果的な放任主義に任せられた。たしか主要5教科の夏休み…
サラリーマン生活を38年間もやってきて、多くの一般人の平均的人生というものが終わってみると、なかなか38年間の垢のような常識をぬぐい落とせず、自由にはなれない。自由になるためには全く個人的にゼロから始める勉強が必要になる。これまでの全学習は、…
最近書くことと言ったら小説の世界のことではなくて2018年のこの今に生きている現実のことになってきているが、この前向きな意識の変化をそのまま延長していくとどうなるかに興味が湧いてきている。これからはますます老人に近づいていくので明るい未来はな…
自分の行動や生活習慣や発想や好き嫌いなどには自分では気づかない制限があって、知らず識らずのうちに狭い世界に住み続けることになったりしてるかもしれない。嫌いなことが多い人は当然嫌いなことを避ける頻度が多いので、幾分狭い世界に住んでいるかもし…
今日はゴールデンウィーク終盤の土曜日だが何も予定がなくずっと家にいた。ブログを書こうとしたが何故か書く気になかなかなれなかった。昨日と一昨日に「風と緑の楽都音楽祭」でモーツァルトを聴いた感想などを書くつもりだったが、あらかじめ何を書くかが…
労働者という言い方がなんとなく馴染まなくなってサラリーマンとしてしまったが、ストック(資産)の状況からは同じなずなのに、肉体を主に使うか頭と手を主に使うかで区別している自分が欺瞞的に後ろめたく感じるのは、昭和時代の人間なのだろう。そんなぼ…
「想像界と現実界の存在往復感覚」とやたら漢字の多いタイトルになってしまったが、芸術家的存在論というものを生身の人間が実行する時の現前する様子を描いてみたいと思った。どうしてそう思ったかというと最近ユーミンがぼくと同い歳だと知ったことがある…