開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

人生の意味に気づく

今は午後の3時25分だ。いつもだと眠い時間帯で昼寝していることも多い。だが今日は違う。頭は冴えている。さっきココアをゆっくり飲んで、この気配は極めて気分の良い時に感じるもので懐しい感じがすると、今の状態を確認するように味わっていた。多分原因は…

The saddest song

これ以上悲しい詩はない、と思った。ぼくだけは、この人の側に居続けたいと思った。 山崎ハコ「誕生祝い」Birthday Celebration Once again maturing Today is my birthday In the dim and narrow room One candle celebrates my birthday I wonder if someo…

村上春樹と村上龍と山崎ハコ

もうすっかり忘れて、自分の暗い過去などなかったように生きてきた。でもぼくが青春の頃息をしていたのは、山崎ハコのような暗さの時代にあったことを今日思い出した。村上春樹がアメリカ文学を徹底的に吸収しようとしたのと反対に、村上龍はアメリカの植民…

金沢21美か富山県美術館か

ぼくは金沢の21世紀美術館の所蔵作品より、富山県美術館のコレクションの方が好きだ。 今日、富山県美術館で「TADのベスト版 コレクション+」展を見てくる。そこで生まれて初めて展示室に座っている(監視している?)女性に質問した。マルセル・デュシャン…

Mについての序章

Mはぼくにとって最大の隣人だ。最大というのは他者の中でもっともぼくに影響を及ぼす存在だということだ。ぼくとMは妙に気があった。彼についてぼくはこれまで誰にも話したことはなかった。大学の同級生にはこの前集まった時に、大学時代の彼の秘密を喋って…

小説に何かを求めたい方へ

ぼくは高校一年から世界文学全集を読み出していて、小説は長編が好みだ。長編だと読んでいる間は小説中の登場人物と一緒に生活しているようになって、ふわふわした日常体験ができて、それが非日常になって面白いからだ。地元の読書会に参加するようになって…

世界の中で日本人として生きる

毎回この人(元全共闘、兵頭正俊氏)の言論発信を聞いているが、今回のは特に勉強になった。日本人として最低限の認識は持つべきだと思う。 www.youtube.com この動画の4分の1あたりにある以下の記事が興味深かった。 電通のやり方(コピペ)-①日本人の精…

意味をつくることについて

昨日ブログで、人生無意味と感じる人が多いのに対して、意味をつくればいいと書いた。その時は意味を感じられるには自分が成長する必要があり、与えられた自分の人生という過去を大事にして、そこから自分なりの意味をつかんでいくというのが「回答」のつも…

無意味に向き合う

あまりにも人生無意味だとする無気力人間が多いので、むしろ人生には意味があるという方にぼくは賭ける。もっと正確にいうと、最初は意味はなくて、だんだん無意味に飽きてくると、意味を感じたくなるのだ。さらに言うと、少年のぼくの周りには意味があふれ…

英文を読んで味わう 1

A Clean, Well-lighted Place It was late and every one had left the café except an old man who sat in the shadow the leaves of the tree made against the electric light. In the day time the street was dusty, but at night the dew settled the …

資本主義理解の修正

植村邦彦「隠された奴隷制」より 私たちの問題関心に即して言い直せば、こうなるだろう。近代の資本主義は、古代の奴隷制、封建制などの「段階」を踏み越えて「進化/発展」してきた「より良い/より優れた」生産システムなどではない、ということである。な…

In search of something new words

自分の気づきを英語で書いてみました。 I started thinking about breaking into my own fantasy swamp. Because it's an environment where nothing changes even if you spend it like this. I came up with the idea of coming to the exit of society an…

こんな議員立法が成立するとは

マスコミでワーカーズコープ法のことが報道されているのだろうか、詳しいことは知らないが、東京新聞以外に報道されているのだろうか?これまで議員に失望することばかりだったが、これにはちょっと見直した。 www.tokyo-np.co.jp

テニス仲間の死

今朝テニス仲間のNさんが亡くなった。腎臓や心臓がかねてから悪く、夏の疲れから病院に入院して本格的な治療を始めていた。三週間ほど前には退院して元気を取り戻していた。これからはテニスは無理だと本人もぼくも思っていた。テニスは無理だけどコートには…

書くとは「こころの故郷」を見つけること

なぜ書くかという動機について改めて考えておきたい。その動機に再び出会うことでこのブログを書き続ける意欲を持ち続けたいと思う。なぜ書くかの問いに、発見することがあるとサルトルは「文学とは何か」の中で述べている。書いて発見することがあるのと、…

一人称の人生を哲学する

ぼくは今生きている。幾分退屈してきたのでこのブログを書き始めることにした。妻は今晩の献立に仕方なく準備にとりかかった。安易な、スーパーで買ってきた刺身にしなかったのは、昨日回転すしのランチでたっぷりにぎりを食べたからだ。我が家では回転すし…

らせん状に進む

ぼくの人生はらせん状に進む。それは巡る季節と関係してるかもしれない。同じような心境が季節とともに巡ってくる。ただ少しだけ違うのは経験が増えたために、前にずれているのだ。昨日、E・H・カーの「危機の20年」を手に取った。ぼくは二年前に戻って再…