開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

文学講演依頼

初めてお電話します、野々市の読書会のものですが、Y先生はご在宅でしょうか? あ、初めまして、野々市市読連協の藤井と申します。はい、どうも。実は今年秋のイベントで先生に講演をお願いしたいと思いまして、お電話を差し上げました。はい。あのう、今ま…

仲間になれなかったYさんへ

せっかく問い合わせのお電話までいただいたのに、当日私たちの読書会に見学にお見えにならず残念でした。きっとあなたも本が好きで、本を人生の伴侶とする生活を営まれていらっしゃることと思います。あなたが30歳の女性だと電話に出たOさんから連絡を受けた…

書くことで子供になっている?

いつの間にか、こんなブログを書きつけてきて時々で感じたことを吐き出してきた結果、自分を肯定する術を覚えたのかもしれない。書くことであたかも現実には無力で誰にも役立つことのない凡人が存在を許されるかのように錯覚する。先人は良識を持ち、与えら…

そよ風と共に思い出す

普段と変わりない何の予定も無い日の午後、リビングの引き窓からカーテン越しにゆらゆらと風が入ってきた。その爽やかさが何かを思い出させた。68歳にもなってくると若さは格別の価値を持つ。ふとしたきっかけからイメージが沸き起こる。今ほどそのイメージ…

謳うスキルと物語るスキルと

和歌や俳句などの「謳うスキル」と小説や評伝などの「物語るスキル」は、文化を発信し蓄積する上で欠かせないものだ。聞いたり読んだりする受容する力ではなく、止むに止まれない発情の、吐露の形式だ。ぼくにはこれが足りない。地元の公民館で読書会に参加…

読者とは何か?

読書とは何かではなく、読者について考えてみようと思った。読書については何らかの方法論があって、読解力の向上や深化が得られるように論じられると思う。読者は千差万別だ。しかし読者は作家と共にあるという関係は切っても切れないものだろう。作家は読…

歴史を感じるこころ

美大OB・OG6人のグループ展があって、案内のDMに是非見にきて欲しいと手書きのメモが書かれてあったので、重い腰を上げて見にいくことにした。6人の中の3人はぼくと同級生だった。3人のうち1人は工芸科のOGで、ぼくはすぐに顔を思い出したが、彼女は知らない…

社会学者Mへ

何か得意なものがあって 人より優れたところがなければ 相手にされない社会って 決していいもんじゃない、と 君は思わないか? 何から何までランキングして競わせて 勝者だけに女神の微笑みが与えられる みんな楽な方に行って無責任な観客になろうとする 何…

源氏物語に集中する

世界最古の小説が日本で生まれたという、歴史的事実をどう捉えるか。神話や経典や説話や哲学書ではなく、物語を推進する心理や風習や情緒や感情が語り手によって描かれる、文体を持って構築される小説形式が11世紀に出現した。それは英国の人文研究家によっ…

人生はゲームのように勝ち負けか?

人生に敗北はない、くたばらなければいいと書いてきた。しかし、敗北に気づくことは正しさを引き受ける人間だけができることだ。スポーツにおいては勝敗は明確である。勝敗にはそれぞれ原因があって、勝ちたければ負けの原因を把握して、原因を一つ一つ潰し…

久しぶりに迷う

昨日、公民館で源氏物語を読む会の5回目を終えて帰宅してから今日まで、何だか分からないが精神的な不安定を感じ続けていた。これを書くことでそれはやはり不安定なのだと納得できた。源氏物語の世界にますますはまり込んで行くのが分かる。多分不安定要因…

日本の歴史が分かり始める体験

定年後の暮らしをサラリーマンだった頃に描いてた時、読書三昧のイメージが一番先に来ていた。本に囲まれて毎日明け暮れるのがいいと思っていた。今思うとそれは、まさに昭和のイメージだ。インターネットというものがなかった時代と読書三昧の生活は親和性…

文学の役割

もし自分の人生が親や世間体に支配されていることに気づかないことで、悲劇を生むとしたら文学はあなたを救うためにいつもそこにあることを知らせたい。

読書会への参加者募集

これまで読んできた本の様々な知識や出来事や人生観や思想などから影響を受けて、あなたの考えが作られていると思う。誰それはこう言った、ということをいくつも挙げることができる物知りな人がいると思う。読んだ本の解説を述べて、自分の読んだ経験からお…

文学で繋がりが生まれる

文学に馴染みになると同じように小説を読む他人に親しみを覚え、自然と友人になれるのは文学の力だと思う。どうして繋がりが生まれるのかを考えてみると、その人が一人で立つようになったのは文学のおかげだと何となく自覚しているからではないだろうか?

大坂なおみ鬱病騒動のあとで

同じスポーツ記者のこの記事がテニス界の最も近い真実を語っていると思う。テニスの負けインタビューは、ボクシングでボコボコにされた選手にインタビューするようなもの。 blogos.com

ぼくは議論がしたかった

今日は午前中読書会の理事会で、午後からテニス教室だった。今日のことを夜、湯船につかって思い出していた。理事会はぼくが会長なので話の進行を担当した。約2時間近く話は活発に進んだ。どうしたら新しい会員を迎えることができるか、このままでは「高齢…