2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
ウクライナ国民、ドニプロ市民のこの姿は想定外だ。木製の銃を使った訓練とは異なり、実際武器として使われるだろう。日本人の敗戦末期の1億玉砕を思わせる。日本人とウクライナ人には似た精神構造がありそうな気がした。彼らの勇気にはどうしても心が揺さぶ…
最大の経済制裁だとしている、ロシア銀行のSWIFTからの除名はドイツ、フランスの反対によって行われないとの見解を述べたYoutubeを視聴した。ウクライナが置かれている現状の多くを知ることができる、貴重な情報源であると思った。今の時代は情報に対する自…
ウクライナをロシアが侵略したという現実が衝撃的なので、今起きている現象にどうしても惹きつけられてしまうが、軍事という手段そのものを悪としてプーチンを侵略者と多くの人が見てしまうようだ。しかし軍事手段は外交の延長線上にあるわけで、ロシアのウ…
ぼくは幸福実現党には警戒感を思っていた。何と言っても大川隆法という人物を信用していない。しかし、今回のウクライナ問題で、唯一プーチンの主張に正当性があるかを検証しようとしている点は、評価する。日本のマスコミが押し並べてバイデン政権のプロパ…
ずっと閉じこもっていたいという欲求がつのってくる。穴があったら入りたいというのはきっと本能の一部だろう。本を読んでもそれで何かが身につくのかと考えたら、もっと意味のあることをしたいとも思う。小説は読んでいる最中は閉じこもっていられる。今は…
いきなり突飛なことを言うかもしれないが、青春時がどの時代だったかでその人の価値観が決まってしまう気がぼくはしている。ぼくがサラリーマンの時に年下の社員と全く話が合わないと感じたのは、「世界」が彼らにはないと気づいた時だった。「世界」とは「…
この前ちょっとテレビで、フランスの大統領選挙で中道右派の女性候補のことが報道されていた。妻の方がその報道を最初の方から見ていて、フランスでは今のウクライナ情勢に対して必ずしもアメリカ側に立っていない、ウクライナとロシアの問題で当事者で解決…
コートの後ろの方、フェンスから2メートルくらいにまだ雪が残っていて、風も寒い午前中に外でテニスをした。こんな日にテニスをするのはよっぽどテニスにとりつかれた人たちに違いない。4面あるわが町野々市のコートは全面うまっていた。私たちのメンバー…
ぼくは、定年後の有り余る時間を文学と英語学習に使いたいと思い、毎週火曜日に古典文学の元大学教授の私設ゼミに通い、英語は独学している。文学の方は、源氏物語と万葉集の原文を訳し、先生と一緒に原文の詠み合わせをしている。英語の方はこれまで様々な…
6月の空が低く灰色に街路が引かれていた 二人の大学生が通り過ぎていくのを 屋根裏部屋の小さな窓から見送っていた 法科と工科大学を選択して約束されたエリートの道を 余裕を振りまきながら知的に歩いていた 所々の電柱には政治集会のビラが貼られていた ど…
定年退職して7年が経った。働かない毎日を重ねてきて今さらこの生活を変える気にはならない。基本的に気に入っている。68年間生きてきて、ようやく掴んだ安定した状態にある。私はよく迷子になる夢を今でも時々見ることがある。昨晩のは、何か大きなビルの色…
どうやら38年間地方の中小企業で働いていたサラリーマンだったことで、ぼくの残りの人生はおおかた決まってしまっていると思える。丸山真男の「現代政治の思想と行動」は最初の「超国家主義の論理と心理」を読んだだけで挫折してしまった。学術書の硬い論文…
東京大学で「人生に文学を」という公開講座があり、ネット上にオープンになっている。最近亡くなられた芥川賞作家、西村賢太さんの講義というか、文学研究者の阿部公彦氏とのトークが載っていて興味深かった。少し影響されもした。文学を生きている人の言葉…
定年退職後の毎日を読書とテニスと母親のケアで過ごしているが、空いた時間は自分の過去の回想に当てているというか、自然にそうなっている。今日思うのは、就職することの人生の総合評価についてになる。就職する前の学生時代と、退職後の年金生活は、就職…
40歳を過ぎた辺りから心境の変化が現れ出した。このまま今の会社で打ち込める仕事がなく、やらされる管理下で給料のために働いていて良いのだろうかという疑問にとらわれていた。何か心に空洞ができた感じがしたかどうかは分からない。ローンで家を建てたば…