開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

フロイト「精神分析入門」読了

今年の目標のうち、学術書を読むの2番目、フロイト「精神分析入門」を今日読み終えた。新潮文庫上下2冊合計838ページの大著である。ぼくが持っていた新潮文庫は多分大学生の頃購入したもので、活字が小さく見開きページにびっしり埋まっている。おそらく目…

小説ってもう一人の自分を生かせること

本を読む独特の充実した時間が好きで、その時間にうまく入れるといいのに、ここのところうまくいかない時の方が多くなっている。小説を次から次と多読するような、いかにも小説マニアの人がいるもので、話題になった小説は読まずにいられないらしい。ぼくは…

本の世界に目覚めたころ

現実に目に見えるのは、本という活字の塊で背表紙にタイトルというものが付いている。何が書いてあるか、読むまでは謎の状態でいつまでもじっと控えている。中学を卒業して友人の家に遊びによく行くようになって、友人の部屋の本棚にそれらが整然と収まって…

春の息吹き

「春は体から毒素を出すために、フキノトウを食べて。近くの道の脇にたくさんある。朝一番に採ると良い」____ぼくと同郷、同年の橋田由美子さんから。 www.chunichi.co.jp

愚痴三昧にならなかった

主に経済的事情と母親の面倒を見る必要から現在の生活環境を大きく変えることはほとんど不可能なので、現状のままこの地に住まい続けているのだが、少々無聊をかこつのが抑えがたくなる。今、夕方で一日が終わろうとする時間帯ということもあるのかもしれな…

40年来の友人を失う

日記ではないのだから、特に今日あったことを書く必要はないはずなのだが、実際は定年後の生活の中で友人を失いそうな出来事は書くべきことのように思える。40年近く続いた家族ぐるみでのテニスづき合いが終わりそうなのである。サラリーマン時代はお互いに…

書くことで自立する

ぼくは3年間このブログを書き続けてきた。投稿数886になる。定年退職してからしばらく職探しもしたが、妻も定年退職してからは年金だけが収入の無職の生活になった。苦しかったのは退職して1年のあいだだった。居場所がなく、孤立感に付きまとわれていた。就…

本を読むようになると何がいいのか

巷には読書の勧めを説いた書物が多くあって、良いことが多分書かれていると思う。しかし、そもそも本自体に馴染みがない人は手に取ることもないだろう。読書がいいことだとは小学校から先生から言われているので分かっているが、何となく本を読む機会がない…

文学とは何か

おそらく、フロイトの「精神分析入門」を読んだことが影響して、文学の定義をひとことで言うことができる気がする。自分に腑に落ちる定義にこれまで出会わなかった。文学とは、現実に果たせない欲望を言葉の世界で果たすこと、というのがそれだ。フロイトの…

自分と自己について

ぼくのブログは、自分のことしか書いていない。自分のことの中には、自分が感じたことと、自分が想像したことを含んでいる。自分のフィルターにかからない、いわゆる客観的なことにはこのブログでは触れないことにしている。ウクライナの状況について書いて…

未確認情報だとしても、無いことではない

ゼレンスキーが国外に逃亡したらしい。国民に徹底抗戦を訴えていた姿は、心を打つものだった。だが大将は生き延びることを求められるのが常識だったことを忘れていた。だから自分は死なないことを保証(少なくとも信任)されることを分かっていた上で、国民…

土曜の午後も、気は収まらず

今この昼食後の、のんびりとした時間が気づいてみるととても良い。普通に無理なく平和に暮らしている時間の流れだ。本を読んでいる集中した時間もいいが、本に頼らなくても満たされていればこの方が豊かだと思う。ここ数日ウクライナ情勢のニュースばかり気…

プーチンを破滅に追いやるのは誰か?

自分がどうしてプーチンに同情的になるのかの理由が分かった。分かりやすいYoutubeだけではなく、学術的な論説で立体的で奥行きのある理解を得ることも大切だ。 [ウクライナ侵攻に関する英国の地理学者デヴィッド・ハーヴェイの論説]より 、、、米国と西側の…

あるYoutuberからの情報

プーチンがナチスだと思っている日本人は、世界の常識から取り残されている。今はネットから個人が選んで情報収集できる時代だ。ネオコンやネオナチの実体は隠されているが、隠しきれない事態が進んでいるという風に国際情勢を見る必要があると思う。表に出…

フェイクニュース2件とネオナチ

私はこのチャンネルの話の方が、マスコミより真実を語っているように思える。 www.youtube.com