開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

引きこもり

普通の人か、固有の人か

今ぼくは岐路に立たされている、という自覚が湧いてきている。定年退職して妻とともに順調に老いていく普通の人の道か、青春期に掴んだ時代の要請に応えようとする固有の人の道かに分かれている。前者の場合、人並みの郷土に暮らす好々爺の顔になっているだ…

自分に課せられた問題は何か?

おそらくこの問題を解くことがこのブログを活かすことに繋がるはずだ。何かマーケティングを駆使して読者を増やそうとするより、自分が取り組むにふさわしいことを自身に見いだすことが数倍大事なことに思える。今からはこれまでのように、自分が書きたいこ…

今こそ、引きこもり小説を

「死霊」を読み進めていて、主人公三輪与志の父広志の人物像がつかめず中断していた。戦前の革命運動世代の与志の兄や首猛夫などは想像できるが、父広志までが極端に抽象的な話をし出すのはどんな歴史的背景があるのか想像できなかった。そこでネットで検索…

書く人の他者に開いていく自己

このブログという開かれたテキスト空間に随分馴染んできた。生身のぼくを知る人がもしこのブログを読んだら、果たして自分が知っている人間と同一の人間が書いているのか疑いを持つかもしれない。リアルでぼくが見せているこの自分と、ブログの書かれてある…

第二の人生の二つの道

62歳で退職して第二の人生がスタートして5年近くになろうとしている。その間は基本的に模索期間だった。最初は引きこもりにならず、社会とのつながりを築くために地元の読書会サークルに参加したり、週一度のテニス教室に通いながら仲間とテニスを楽しむとい…

部屋の中の熱情

美大受験の高校3年の冬に部屋にこもって、(冬になると少年のぼくは冬眠していた)図書館から借りてきたユトリロ画集から気に入った絵を模写していた、、、、。あの頃の雰囲気が心に湧いてきた。それは現実の空虚をあこがれの風景と物だけで埋めてしまうとい…

「引きこもる」精神の場所

画家が創作に没頭している時間、作家が小説に従事して就筆している時間、アスリートが黙々と練習に打ち込む時間、思想家が大胆な仮定から次々に着想が浮かんでくる時間、詩人が魂の高揚に身を委ねている時間、哲学者が問いの方法と場所を確立しようと思索し…

引きこもりについてのぼくの考え

引きこもりとは、仕事や学校に行かず自宅に引きこもり、家族以外とほとんど交流しない人や状態を指す。日本の厚生労働省は、こうした状態が6か月以上続いた場合を定義としている、とwikipediaにはある。これは現象だけを言って定義とは言えないと思う。一般…

引きこもりの自由

高校2年の時に10日間ほど不登校で自宅に閉じこもっていた時、日常の時間の流れと自分の世界内の時間の流れのズレを感じた経験から、鬱とか社会的引きこもりの問題には身近に感じている。その時大学病院の精神内科の診察を受け、しばらく精神安定剤を飲んで…

アンニュイな良き時代

今の時代には抒情や情念が全く欠けていると思う。ぼくも引きこもっていた時期があるが、ほとんど誰もが引きこもりの経験があり、ないのは鈍感でどうかしていると髪の長い文学少女に馬鹿にされていたものだった。アンニュイという言葉が生きていた。今の時代…