開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知るために、そしてそれを解くために。

日記

one day's dairy

過去のある日を振り返ってみる。少しの変化も発見してみたい。 2000年8月14日 今年の5月から自宅でインターネットを始めている。確かにこれによって私の日常生活に変化をもたらしている。まず本が読めなくなってしまった。振り返ってみると、この本によって…

今更ショーロホフ?

先ほど近くに一人で住んでいる母のところに行ってきた。父が死んで来月で8年目になる。この前の敬老の日に石川県から90歳のお祝いとしてタオルが送られてきたと、さほど嬉しそうでもなくそれを見せてくれた。タオルはいっぱいあって、あんた使わんかとぼくに…

4年前の今日の日記から

今、竹田青嗣の「ニーチェ入門」を読み終える。マルクス主義没落後、現代思想としてもてはやされたポストモダニズムの源流がニーチェであることは知っていたが、この本でその内実をつかめたばかりではない。竹田青嗣という、ぼくが苦境の時に出会った哲学解…

3年前の今日の日記から

次回読書会のための友人への手紙 返事が遅れてしまいました。読書会の課題本を何にするか、またその選定理由は何かを考えていて遅れました。課題本はほぼ「デミアン」でいいだろうと思うのですが、理由はなかなかうまく言い当てることができません。漠然と思…

2年前の今日の日記から

次回の読書会の課題本をシェイクスピアの「テンペスト」にしようと思う。世界文学でこれまでの読書会でどうして取り上げなかったのか、ぼくの中でなんとなく疎遠な感じがしていたのだと思われる。 小学校低学年で演劇の授業があって、クラスだったか全学年だ…

軌道修正

昨日「日はまた昇る」を歩いて5分で行ける市の図書館から借りて読み始める。2年前は隣の市の図書館で読んでいた。その頃は図書館をあちこちハシゴしていて、図書館の雰囲気の違いを体に染み込ませようとしていた。退職して経験することが限られていたので少…

今日を生きたか?

今日という区切られた偶然の1日をどう生きたか、という問題を設定してみたいと思う。何も特別なことがなく、目的からの1段階としてノルマ的な実施項目というものもなく、ただあったことだけは確かな、ごく普通の1日というものを考えてみたい。もしぼくの生…

10月初旬の爽やかな空気に

10月初旬の爽やかな空気は同じ皮膚の体温が ぼくの連続した過去の同じころの生活感を甦らせてくれる。 あらゆる生物にとって温度というのは決定的な環境要素だと思われる。 例えば海温が1度違えば海中の生物にとって危機的な異変と感じるはずだ。 今日は秋晴…

読む生活感をとりもどす

サマセット・モーム「月と六ペンス」を読み始める。最初の方は主人公というか話し手が作家なので、イギリスの文芸事情とか業界的な話が幾分気取った文体で書かれていて、とっつきが悪かった。今朝ようやくゴーギャンモデルのストリックランドとパリの場末の…

2015年7月4日の日記から

どこに行ったら君に逢えるのだろう。 いつか時代が過ぎて、過ぎゆきて どこにも君の面影を見つけられなくなった。 こんなにも変わってしまうなんて 楽観的なボクには想像できなかったよ。 敗北を重ねてみんな散っていったから 共通する求心力を失ってしまっ…

2015年7月25日の日記から

ついにCDを買う決心をしてCD屋に行くとぼくと女性店員だけだった。しばらく店内を探しても見つからなかったので、その女性店員の方へ行って「アジアンカンフージェネレーションってありますか」と尋ねた。一瞬彼女は思案したがすぐにその場所に案内してくれ…

時間を流れさせる音楽

●2015年5月14日のFBから 全く久しぶりにFBに投稿する気持ちになった。会社で毎日働くという環境から脱して毎日何をしてもいいという環境になって、2ヶ月半ほどたった。ぼくが若い頃、哲学がファッションのようだったことがあり、ぼくはサルトルなどが好き…

何もない日にあの時間をふり返る

今日はゴールデンウィーク終盤の土曜日だが何も予定がなくずっと家にいた。ブログを書こうとしたが何故か書く気になかなかなれなかった。昨日と一昨日に「風と緑の楽都音楽祭」でモーツァルトを聴いた感想などを書くつもりだったが、あらかじめ何を書くかが…

定年退職サラリーマンのつつましい日常

労働者という言い方がなんとなく馴染まなくなってサラリーマンとしてしまったが、ストック(資産)の状況からは同じなずなのに、肉体を主に使うか頭と手を主に使うかで区別している自分が欺瞞的に後ろめたく感じるのは、昭和時代の人間なのだろう。そんなぼ…

65歳からのチャレンジ

あと1ヶ月で65歳の誕生日を迎える。通過点にすぎないと思う。定年退職して毎日フリーの状態を、共働きだったので妻の退職も昨年から合わさることになって、4年間過ごしてきたことになる。孤独になったり病気になるという状態を避ける工夫に気を取られてき…

泉野図書館に通っていた頃 の日記から

今日は午後から泉野図書館へ行っていつもの本の続きを読んだ。辻邦生の「言葉の箱」は今日で読み終わった。5回ぐらいで読了になったが、なかなか勉強になった。小説でも自分が何を書きたいかの核が大事で、それを見出す必要がある。小説はF+f である。Fは…

2017年3月30日付の日記から

水曜日が家の掃除の日になっているのを昨日忘れたので、まず掃除機をかけることにした。明日のテニスの予約を取りに行って早めの昼食はおろし蕎麦を食べて、午後は今日から始まる現代美術展を見にいくことにする。有名作家の作品ではないが、地元の作家のわ…

2015年10月12日付の日記から

一泉同窓会というものに昨日参加した。午後6時開会であったが、午後遅めの昼食のあと暇だったので片町までバスに乗って行き、会場のANAクラウンプラザホテルまでぶらつくことにした。片町では先ごろオープンした片町きららを覗いてみることにした。 やはり若…

2000年8月14日付の日記から

今年の5月から自宅でインターネットを始めている。確かにこれによって私の日常生活に変化をもたらしている。まず本が読めなくなってしまった。振り返ってみると、この本によって私の意識世界に様々な「過去」が形作られてきたのだが、インターネットによって…

1982年5月18日付の日記から

どういうところからでも「小説」は始まると思う。入り口はきっとある。例えば夜友人から電話である過去が思い出され、未だに決着の付いていない問題に再び取り組み始めるというような。「小説」を実生活からどこかで隔離して育てる必要があり、「問題」を考…

将来に備えた準備やひとつの向上心について

書くことの目的として「自分を存在させる」ことと書いたが、もっと前には「将来に備えた準備やひとつの向上心を育てること」と書いたことがある。その時おそらく将来とは自分の老後のことを指していたと思う。確実に訪れる老いについて心の準備をしておきた…

定年後の人生(過去の日記から)

今実家に置いてあった普通タイヤを積んできた。明日定期点検のついでにタイヤも交換してもらうことになっている。実家でリンゴを剥いてもらって食べてきた。相撲は春場所が始まっていて母が楽しみにしている。NHK総合テレビが外務省のニュースになっていて…

芸術が漂いだす日常の割れ目

退職してから1年半の間、ぼくの精神状態は情緒不安定のところがあった。しょっちゅう気が移ろいでいて、落ち着きがないというのではない。どちらかというと一日単位で気が変わるというのか、予定も変わってしまう。職につかず自由時間ばかりという環境で15…

2015年9月のころの日記から

シルバーウィークの街中を見物してみようと、妻と二人でバスに乗って出かけた。半年ぶりで会うテニス仲間の友人とのランチ会が街中に出るきっかけだったが、ちょうど鴨居玲展を観るタイミングにもなった。 没後30年ということは1985年に亡くなられたことにな…

2015年8月のころの日記から

「約束された場所で」を読む。オウム真理教信者を村上春樹がインタビューしたものをリライトした、いわばノンフィクションものだ。文壇からのデタッチメント(関わらないこと)を決めて海外で作家活動をしていた春樹が、自分の文学はやはり日本でしか成り立…

定年後の居場所がない

定年後をどう生きるかみたいな本がよく売れていて自分もその渦中にいるのだから、タイトルに定年後の居場所という言葉を使ってしまってもおかしくはない。でもそれは敗北感がともなう。まだ自分の中に自分のものになっていない、他人がよく使う言葉で書こう…