開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知るために、そしてそれを解くために。

覚醒

過去の記事を更新して

ぼくは以前のブログで、サルトルを哲学的に何も新しいものはないと断罪した苫野一徳氏を批判したことがある。 ぼくがサルトルに見出したものは、「自由な人間が歴史的存在に至る過程を自覚的に示そうとした」ことだった。サルトルもボーヴォアールもブルジョ…

I spend most of my free time thinking.

年金生活者の今は、働かなくても生存していける。特別に明日を心配する必要もない。何にもしなければ時間が余った状態になる。ただ意識は休む間も無く働きつづける。意識は体が睡眠状態で休んでいるときも働いている。働いて夢を見ている。意識には指向性が…

ぼくの大事なものは普遍性(公正さ)

人は自分の大事なものをこれ以上ないくらいに大切に扱うことで、従事する時間を集中して過ごし、一つの投企を実現するプロセスを完了させることで自己成長を果たすようにできている。ぼくの場合、それが普遍性(≒公正さ)であろうと気づいた。普遍性だからこ…

開界録とはハマる記録のこと

「ハマる」を「笑える国語辞典」で調べると下のような説明がある。 ハマるとは、趣味や食べ物などに夢中になって抜け出せなくなっている、という意味の俗語。 穴などにぴったり入る、あてはまる、溝などに落ちるという意味の「嵌る、填る(はまる)」からき…

愛されること

過去のブログでの引用から2回目は、ゲーテの言葉だ。この言葉に触れた時、あの人を彼女とし、自分をぼくだと考えた。ぼくが男だからそうなるのだが、女性がこの言葉に触れる時は、あの人が彼氏で自分はその女性になるだろう。英文ではどちらでも取れるよう…

立ち止まって自分で考える

以前のぼくのブログで「考えさせられたフレーズ」として、その頃本を読んで気になった箇所を抜き出してメモするつもりで掲載していた。その時はなぜ考えさせられたのか、どのように考えさせられそれを自分なりにどう考えたのかが書かれていなかった。今、書…

十分な時間

定年退職後のもっとも大きなアドバンテージは、十分な時間である。最初のころ、有り余るほどの時間を長編小説を読むなどのサラリーマン時にはできないことに当てていた。最近思うのは、もっと濃厚な時間の使い方として集中して何かに「打ち込める」ことをし…

敵と味方について

戦争を考えると敵を抹殺することが正義であるという論法が成り立っていることに気づく。敵から自分たち家族や郷土を守ることが正義で、それを自衛(または防衛)という。では敵がいなくて味方ばかりだとしたら、戦争のしようがないのではないか?白人至上主…

丸山健二の言葉から

精神的無力どころか経済的無力に突き落とされ、それでもなおもの言う術を知らぬ者たちは、お上の統制下にあってささやかな幸福を不断に求めてやまない自分から離れて、一個の独立した存在をめざすための第二の生を付与しようとはせず、相変わらず強者にその…

存在を問う小説とは?

あなたが小説を書けるとして、描いた小説の中に生きたいと思うか、現実の今のままの世界に生きたいと思うか、選べるとしたらどうなるだろうか?精一杯の理想の状態を小説に書いてその中に生きたいという生き方を選ぶか、あまりぱっとしないけれど、夢みたい…

新しい言葉を求めて

ぼく自身の幻想の湿地に分け入っていこうと考え始めた。 このまま過ごしても何も変わらない環境だから、 社会の出口に来て青春を後ろから辿ってみようと思いついた。 おそらくあらゆる主義者は歴史に登場して、 あまりにも精神を行き過ぎて走らせてしまった…

日常の中の普通でいられる存在感覚

表題のようにちょっと難しい表現になってしまうのだが、先ほど午後4時頃にいつもの昼寝から目が覚めて、冷蔵庫から冷えた缶コーヒーをゆっくり飲んでいると、部屋の様子は置かれているものの配置などそのまま変わっていないのに空間感覚が変わっていた。自分…

哲学は思考することであって知識ではない

「知」には知識と思考があり、ハイデガーは映画「ハンナ・アーレント」(マルガレーテ・フォン・トロッタ監督)の中で、哲学は思考することであって知識ではないと哲学講義していた。いくら思考しても知識に行き着かない虚しい行為が哲学であると述べて、集…

引きこもりについてのぼくの考え

引きこもりとは、仕事や学校に行かず自宅に引きこもり、家族以外とほとんど交流しない人や状態を指す。日本の厚生労働省は、こうした状態が6か月以上続いた場合を定義としている、とwikipediaにはある。これは現象だけを言って定義とは言えないと思う。一般…

世界の片すみでぼくは書く

ぼくが小学生だった時に読書感想文を書くのは苦手だったように思う。いやそればかりか、作文そのものがどう書いていいか分からなかった記憶がかすかにある。夏休みの日記なら一日をどう過ごしたかを順番に書くか、一つの出来事について書けば良いのであまり…

哲学の必要性

固有の存在を確実に存在づけること。ぼくが一番最後つまり最近学んだことは、非現前の存在が現在を支配していることだった。意識に現れてこない領域の現象学的記述(「存在と無」)を読む必要性を今感じている。自分にとってそのことの到達性には意味があっ…