開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

読むこと

読む幸福な時間

今ほとんど満たされて平穏な心の状態だ。何か書きたいことがあるわけじゃない。記録しておきたいとも何も思わない。本も読みたい気がしない。読めないわけでもない。ちょっと思うのは、こんな平穏な状態は普通書くのが難しい気がして、だったら挑戦の意味で…

読者とは何か?

読書とは何かではなく、読者について考えてみようと思った。読書については何らかの方法論があって、読解力の向上や深化が得られるように論じられると思う。読者は千差万別だ。しかし読者は作家と共にあるという関係は切っても切れないものだろう。作家は読…

源氏物語に集中する

世界最古の小説が日本で生まれたという、歴史的事実をどう捉えるか。神話や経典や説話や哲学書ではなく、物語を推進する心理や風習や情緒や感情が語り手によって描かれる、文体を持って構築される小説形式が11世紀に出現した。それは英国の人文研究家によっ…

久しぶりに迷う

昨日、公民館で源氏物語を読む会の5回目を終えて帰宅してから今日まで、何だか分からないが精神的な不安定を感じ続けていた。これを書くことでそれはやはり不安定なのだと納得できた。源氏物語の世界にますますはまり込んで行くのが分かる。多分不安定要因…

日本の歴史が分かり始める体験

定年後の暮らしをサラリーマンだった頃に描いてた時、読書三昧のイメージが一番先に来ていた。本に囲まれて毎日明け暮れるのがいいと思っていた。今思うとそれは、まさに昭和のイメージだ。インターネットというものがなかった時代と読書三昧の生活は親和性…

源氏物語から何を吸収できるか?

我が国には源氏物語という、世界最古の小説が残されていてそれを元にいくつかの有名作家による現代語訳があり、読むことができる。英語にも翻訳されているので世界文学として、世界に日本文化のコンテンツが共有されている。この内容を源氏物語を読んで知っ…

便利さは墓穴を掘らないか?

何らかの制限が必要と感じ始めている。現代社会はネット環境やコンビニなど便利になって、簡単に情報が手に入ったり簡単に物が買える、ということに注意を向けたいと思う。例えが変かもしれないが、テニスでスキルの知識は簡単に手に入るが、そのスキルを身…

相手を尊重して生きること

穏やかな午後の日常をリビングのソファーに寝そべって、何もない今を楽しんでいた。何もしなくていいし、何かやることがあればすればいいという、余裕の心境にあることに気づいた。もう何年もその感じを失っていたように思う。全く久しぶりにその感じに触れ…

ぼくはどんな人を愛しいと思うか?

このブログで何度も書いているが、唯川恵という金沢出身の直木賞作家について改めて触れたい。来月の19日に金沢市の隣の野々市市に来られてトークショーが催され、ぼくは主催者から事前に何か質問をするように「段取り」されている。多分会場で誰も質問しな…

本を読むこと

本を読むことは簡単にできる。文章を書いて本にすることはかなり難しいのに対して、本になったものを読むことは字が読める人であれば、誰でもすぐにできる。図書館で借りてくれば無料で読める。簡単にできることなのに、本を読む人はどんどん少なくなってい…

読書三昧とは

かすかに虚しさを感じ始めている。午後から夕方にかけての時間は、時々軽い虚しさが訪れることがある。本が読めなくなるとやることがなくなり、手持ち無沙汰になる。今この瞬間の自分の心にあるものを見ようとすると、自分の一生を終えるまでに何かを残した…

中に入れなかった小説

読書会で取り上げられたので読むことになった三島由紀夫作「蘭陵王」。読書会では当然読んだ感想を求められる。ぼくの小説の読み方は、作品中の登場人物の内面に入り込んで、大概は主人公と共に思考や行動に寄り添うように、いわばのめり込むようにするのだ…

特攻隊と星の王子さま

昨日ブログに書いたことが当然自分に返ってくる。I'll be a person to encourage.と書いたら、そのような自分になろうと考えることになるよね。自分がこれまで読んだ小説の登場人物の中で、君に紹介できる人物がいなかったか頭をめぐ回らせてみたんだ。例え…

停滞期の過ごしかた

ここしばらくやる気が起こらず、すぐに眠くなって抵抗できずに眠ってしまうことが続いた。これはひょっとしてナルコレプシーなのではないかと心配になって、ググッて見たが違うようだった。しかし二度も昼寝をするようなことは今までなかった。どこか異常(…

自分をつくるための読書

「星の王子さま」から 「金持ちになると、何の役にたつの?」「もし誰かが、ほかの星を見つけた時にそれを買うのに役立つのさ」「この人は」と王子さまはこころの中で思った。「あの呑ん兵衛と同じような理屈をこねているよ」(呑ん兵衛の理屈とは、なぜ酒を…

セクハラにかかわる地殻変動のような動き

小田実の全体小説「ベトナムから遠く離れて」を玉川図書館から借りてきて1日読んできて、第2章の初めの方で読み続けるかどうかを問わねばならなかった。おかまが主人公ではぼくには追体験は無理だった。戦争や学生運動が扱われていても主体に共感できなけ…