開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知るために、そしてそれを解くために。

読書会

Reading novels make our warmhearted minds.

At last, KAMINO that our city communitive facility was closed. It is the place where we have a meeting about books that we have read once a month every month. When I lost that place I noticed reading novels make me warmhearted minds. Time …

読書会の楽しみ

野々市市の読書会に参加して2年半は経つだろうか。名作とされる小説や本屋大賞など話題になった本や、メンバーの好みの本を当番が決めて、それをみんな読んできて感想を自由に話し合うというものだ。先月はぼくが当番で、ブレヒトの「肝っ玉おっ母とその子…

純文学は終わったか?

純文学が終わったということが言われているらしいが、あまりそういう気がしない。誰からも見向きもされないとしても別にぼくは困らないし、純文学やっている人は勝手にやっているのだから何?という感じだと思う。仮に今よりどんどん読者がいなくなったり、…

本を読んだらどうする

平井啓一郎は「本の読み方_スローリーディングの実践」の中で、読書は、読み終わった時にこそ本当に始まる、と書いている。それはどういうことだろうか?本を読んで自分なりに考え、感じたことをこれからの自分の生活にどう活かして行くかという視点がなけ…

平和な江戸時代小説「草々不一」

わが街野々市には、カメリア(情報交流館)・カレード(図書館)・カミーノ(公民館等)のコミュニティスペースがある。明日はカミーノで読書会3サークルの合同読書会がある。ぼくにとっては半分公的な、外に開く活動になって退職後の張り合いになっている…

読んで面白いけれど「出会い感」のない小説

学生時代にこれはいずれ読んでおくべきだと思って、せっせと買い込んだ本が就職してしまうといつまでも読まれずに本棚に眠り続けているままになっていたのがかなりある。 それでも定年後何冊かは「消化」している。例えば、野間宏「青年の環」、加賀乙彦「炎…

読書会でのトークにあるもの

毎月最終土曜日の午後1時30分から2時間程の読書会を街の公民館(最近リニューアルされて、「にぎわいの里」という名前になった)でやっている。ぼくが参加してから1年半くらい経つ。その間一回も欠席したことがない。新規加入者は「会長」をやらされるらし…

読書会の意味

それは一人で読書することを超える何かの価値を前提にしている。もとより読書は作者の作品世界を媒体にした、作者と読者の「対話」である。その作品は作家が現実世界で体験した出来事を意味のある物語に再生産したもので、読者はその作品を追体験することを…

読書が趣味な人って

毎月最終土曜日の午後から、野々市市文化協会の生涯学習や趣味サークル活動の一つとして読書会がある。囲碁・将棋の会や、短歌・句会の会や、コーラスや能楽、絵画・書道・生け花・茶道の会となかなか多彩な文化活動なのだが、この地域に残る「じょんから祭…

3年前の今日の日記から

次回読書会のための友人への手紙 返事が遅れてしまいました。読書会の課題本を何にするか、またその選定理由は何かを考えていて遅れました。課題本はほぼ「デミアン」でいいだろうと思うのですが、理由はなかなかうまく言い当てることができません。漠然と思…

2年前の今日の日記から

次回の読書会の課題本をシェイクスピアの「テンペスト」にしようと思う。世界文学でこれまでの読書会でどうして取り上げなかったのか、ぼくの中でなんとなく疎遠な感じがしていたのだと思われる。 小学校低学年で演劇の授業があって、クラスだったか全学年だ…

ベルンハルト・シュリンク「朗読者」を読んで

読書には二通りある。娯楽のための読書と生き直すための読書である。前者は多くの人が楽しんでいる普通の読書であるのに対して、後者は読むことが生きることと直結している ことを示している。ちょうど「朗読者」のハンナのように、自分で本が読める喜びは至…

読書は孤独な行為である

昨日のブログで読書は孤独な行為ではないと書いたが、今日は真逆の読書は孤独な行為であるということについて書きたいと思う。なんだか昨日書いたことの中にウソが混じっている気がしたからだ。ウソとは言い過ぎで、あのような場では場を壊したくないという…

話してみなければ分からない

読書会に参加し始めて1年半くらい経つが、石川県には読書会連絡協議会というれっきとした団体がある。何と60年以上続いているらしい。今日県の南半分(加賀地区というのだが)の読書会から集まって「本を読む仲間の集い」があり、最初の会長の挨拶でそのこと…

山本有三「真実一路」を読んで

今月の野々市町公民館による読書会で山本有三の「真実一路」を取り上げる。10人のメンバーで当番制で課題図書を選んでいくのだが、今月は古株でどちらかというとリーダー格のNさんが選んだ。先月はぼくが選んだカフカの「判決」でNさんは、実存主義の文学と…

住民読書会なるもの

ぼくは石川県の野々市市というところに住んでいる。金沢市の隣で2、3年前に市に昇格した「伸び盛りの」街には最近できた立派な図書館がある。広い芝生を前にした道路側がほとんど全面ガラス張りの窓になって明るい室内になっている。どちらかというと子供連…

読書会の成り立ち

ぼく達の読書会は高校を卒業して地元に残った二人と東京に出てUターンした一人の、同級生三人で中年の四十歳を超えたあたりで何となく始められた。三人は同級生といってもいつも一緒にいた仲良しではなく、高校時代はほとんど付き合いがなかった。高校を卒業…

「朗読者」読書会

「朗読者」読書会で金沢の玉川図書館に参加してきた。意外にも男性が多い会だった。女性4、男性8で、少しマニアックなというかスノッブな感じのする人も入っていた。主催者は、ミヒャエルやハンナに追体験する読み方ではなく、外にいてひたすら読み解こうと…

公民館読書会に参加してみた

ぼくの住んでいる野々市市(ののいちし)公民館の読書会に参加してみる。今回の課題書は星新一の「おーいでてこい」と「月の光」である。星新一の小説は初めて読む。社会風刺になっている小話とでもいうべき作品だが、こんな小説が作られていたことに新鮮な…

「ハムレット」読書会

わが町の公民館読書会があり、今回ぼくが当番で課題本を選んでその感想を話し合う司会役となる。課題本はなんと「ハムレット」だ。シェイクスピアをこの歳になるまで読んだことがなく、昨年の春に友人と二人で「テンペスト」の読書会をやって戯曲に目覚めた…

ヘルマン・ヘッセ「デミアン」読書会

どんな名作と言われている小説であっても、自分が読むことで感じたり考えたりしたことのほうが意味があり、その小説で受けた影響に正直になることをぼくは読書の第一義に置いている。その影響を語り合うのが読書会の実質であり、自ら語ることで自分の考えを…