開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

「スカーレット」を読む

水橋文美江 作「スカーレット」、水田静子 ノベライズを昨日読み終えた。この前のブログで下の3分の1ぐらいで読めなくなったと書いたが、途中で辞めてしまうのがためらわれた。個人の趣味で読む小説だったら、おそらく中座も気にせずに縁がなかったで済ませ…

知ると分かるとの違い

日々スマホやパソコンに接続して暮らしていて我々は情報に取り囲まれている。無料の情報や公共性のある情報や特定の人にしか必要のない情報がある。とにかく情報で溢れていて、情報漬けになって不必要に情報に晒されているのが普通の状況になっている。だか…

村上春樹が好きになった

以前、我が地方局のMROラジオでも村上Radioが聴けたと思うが、昨日聞き逃してradikoで探したが見つからなかった。幸いYoutubeに誰かがアップしてくれていた。世の中がオリンピックで騒いでいる時に、おバカでお気楽な曲をかけまくるこの番組を聴いて、ぼくは…

抽象的個人の成立

企業内のサラリーマンという属性では、一方的にコントロールされる方になってしまう。だからサラリーマンから自己を分離し、一旦抽象的な個人になる必要がある。組織内の人間関係から独立した抽象的な個人を壁の内側に創ることになる。その頃インターネット…

壁の内側にあるもの

会社で個人の自由を奪われている自分は借りの存在だとみなすことを外在化と呼ぼう。会社の拘束から離れて自由な存在に帰ることを内在化と呼ぼう。内在化された自分は自分のものであり、改めて作り上げることが始まる。ぼくが社長の一言から壁を作って始めた…

会社との間に壁をつくる

社長の言葉による攻撃に対してぼくがとった最初の対抗策は、自分と会社の間に壁をつくることだった。もうそれ以上言葉の進入を許さない強固な壁を作って防衛することを考えた。養老孟司は人生には3通りの生き方があり、壁の内側で生きるか、外側で生きるか…

企業という閉鎖社会

今から思うと、ぼくの人生の中で、38年間のサラリーマン時代は特殊な閉鎖社会に閉じ込められていたような感覚がする。経済的には現実世界と繋がっていたのだろうが、文化的で自由な環境からは断絶した、社長親族を中心とした村社会に繋がれていた気がする。…

就職したことの功罪

ぼくの個人的な体験として地元の会社に就職して、38年間働いたことの自己評価をしてみたい。今になってまだそんなことを考えるのか、過ぎ去った過去をいつまでも引きずるのか、呆れるばかりだと思われるに違いない。生きていくにはそうするしかなかった、よ…

これまでとは異質な日常に

今日は朝から真夏のようなピーカンの空で、こんな炎天下でテニスをするのかと思うと流石に億劫に感じた。身体がだるくなかなか眠気が取れなかった。でも仲間が集まるから出向かなければと準備し始めると体に力が入ってくるのが分かった。コートに立って始め…

結婚生活って?

子供の頃は女子の方がマセていて、ぼくが結婚ってどういうことかを女子に訊いてみたことがあった。その女の子は、食べて寝て一緒にいることよと言ったのだった。そうか、一緒に食べて一緒に寝てそれで1日が終わり、それを毎日繰り返すことなんだと妙に納得し…

岡野弘彦先生に私淑する

(この動画の17:43あたりで、先生の研究室に自治会系の学生が出入りしていたことが明かされている。)源氏物語から岡野弘彦氏を知り、国学院大学の名誉教授ということからこのサイトを知り、ぼくの青春との縁を感じた。

源氏物語を読む意義みたいなもの

現代において源氏物語を読む意義みたいなもの、あるいは近代によって歪められてしまった自分の心を一瞬にして千年の恋の感情で融解するもの、幸いにもそれが日本で文字に残されていた。 www.youtube.com

隠遁者から地域住民になる

定年退職してただの人になって、人間関係がリセットされて、さてサラリーマンを卒業して自分にはどんな道が開かれるかは、単なる人生のテーマではない。それを考えるにあまり余裕はなく、自分探しの焦燥感がつきまとった。どうしても歩かざるを得ず、空虚を…

歴史の緩やかな変化

日本の国民意識はやはり東京から変わる。現政権党の女性当選割合は低いのが現実。 www.tokyo-np.co.jp

ぼくらの時代に阿川泰子がいた

今日の至極の一曲。あまりにも美人すぎて手が届かない感じが、虜にさせる。溶ろけてしまいそうな声をどうぞ。

文学部 Y 教授へ

昨日は突然のお電話で失礼致しました。私は今年読書会連絡協議会という小さな団体の会長になったばかりで、講演をお願いするのは初めてのことでした。前例があって、読書会のメンバーの方の中には先生の講演を複数で聴いて、先生のお名前を親しみを込めて呼…

文学講演依頼

初めてお電話します、野々市の読書会のものですが、Y先生はご在宅でしょうか? あ、初めまして、野々市市読連協の藤井と申します。はい、どうも。実は今年秋のイベントで先生に講演をお願いしたいと思いまして、お電話を差し上げました。はい。あのう、今ま…

仲間になれなかったYさんへ

せっかく問い合わせのお電話までいただいたのに、当日私たちの読書会に見学にお見えにならず残念でした。きっとあなたも本が好きで、本を人生の伴侶とする生活を営まれていらっしゃることと思います。あなたが30歳の女性だと電話に出たOさんから連絡を受けた…

書くことで子供になっている?

いつの間にか、こんなブログを書きつけてきて時々で感じたことを吐き出してきた結果、自分を肯定する術を覚えたのかもしれない。書くことであたかも現実には無力で誰にも役立つことのない凡人が存在を許されるかのように錯覚する。先人は良識を持ち、与えら…

そよ風と共に思い出す

普段と変わりない何の予定も無い日の午後、リビングの引き窓からカーテン越しにゆらゆらと風が入ってきた。その爽やかさが何かを思い出させた。68歳にもなってくると若さは格別の価値を持つ。ふとしたきっかけからイメージが沸き起こる。今ほどそのイメージ…

謳うスキルと物語るスキルと

和歌や俳句などの「謳うスキル」と小説や評伝などの「物語るスキル」は、文化を発信し蓄積する上で欠かせないものだ。聞いたり読んだりする受容する力ではなく、止むに止まれない発情の、吐露の形式だ。ぼくにはこれが足りない。地元の公民館で読書会に参加…

読者とは何か?

読書とは何かではなく、読者について考えてみようと思った。読書については何らかの方法論があって、読解力の向上や深化が得られるように論じられると思う。読者は千差万別だ。しかし読者は作家と共にあるという関係は切っても切れないものだろう。作家は読…

歴史を感じるこころ

美大OB・OG6人のグループ展があって、案内のDMに是非見にきて欲しいと手書きのメモが書かれてあったので、重い腰を上げて見にいくことにした。6人の中の3人はぼくと同級生だった。3人のうち1人は工芸科のOGで、ぼくはすぐに顔を思い出したが、彼女は知らない…

司法を舐めた権力者は裁かれる

2015年7月16日のクーデターを最大の成果とした、権力を乱用した権力者は、全国600人を超える弁護士や法学者のグループによって今、追い詰められている。 topics.smt.docomo.ne.jp

社会学者Mへ

何か得意なものがあって 人より優れたところがなければ 相手にされない社会って 決していいもんじゃない、と 君は思わないか? 何から何までランキングして競わせて 勝者だけに女神の微笑みが与えられる みんな楽な方に行って無責任な観客になろうとする 何…

源氏物語に集中する

世界最古の小説が日本で生まれたという、歴史的事実をどう捉えるか。神話や経典や説話や哲学書ではなく、物語を推進する心理や風習や情緒や感情が語り手によって描かれる、文体を持って構築される小説形式が11世紀に出現した。それは英国の人文研究家によっ…

意味もなく何となく進む青春

つまり、たったそれ、砕け散っただけ、、、 つまり、たったそれ、風に舞っただけ、、、 ぼくには、それは見果てぬ闘争と恋に明け暮れた、青春の観念に思えた。 www.youtube.com

人生はゲームのように勝ち負けか?

人生に敗北はない、くたばらなければいいと書いてきた。しかし、敗北に気づくことは正しさを引き受ける人間だけができることだ。スポーツにおいては勝敗は明確である。勝敗にはそれぞれ原因があって、勝ちたければ負けの原因を把握して、原因を一つ一つ潰し…

久しぶりに迷う

昨日、公民館で源氏物語を読む会の5回目を終えて帰宅してから今日まで、何だか分からないが精神的な不安定を感じ続けていた。これを書くことでそれはやはり不安定なのだと納得できた。源氏物語の世界にますますはまり込んで行くのが分かる。多分不安定要因…

日本の歴史が分かり始める体験

定年後の暮らしをサラリーマンだった頃に描いてた時、読書三昧のイメージが一番先に来ていた。本に囲まれて毎日明け暮れるのがいいと思っていた。今思うとそれは、まさに昭和のイメージだ。インターネットというものがなかった時代と読書三昧の生活は親和性…