「朗読者」読書会で金沢の玉川図書館に参加してきた。意外にも男性が多い会だった。女性4、男性8で、少しマニアックなというかスノッブな感じのする人も入っていた。主催者は、ミヒャエルやハンナに追体験する読み方ではなく、外にいてひたすら読み解こうとしている人たちのようだった。やたら深読みして自分の解釈だとこうですとそれぞれが主張して議論になるから、面白い面があるが、カタルシスが得られない読み方だ。例えば、文盲と読む文化のぶつかり合いで結局平行線のままに終わるとか、社会的なものと個人的なものがどちらにも収斂しないとか。ちょっと失望。
ちなみにこの読書会に、これから3ヶ月ほどヨーロッパを主人と回るんですけど