ぼく自身の幻想の湿地に分け入っていこうと考え始めた。
このまま過ごしても何も変わらない環境だから、
社会の出口に来て青春を後ろから辿ってみようと思いついた。
おそらくあらゆる主義者は歴史に登場して、
あまりにも精神を行き過ぎて走らせてしまったのだ。
ぼくは1845年頃から立て直すべきだと思う、
世界精神をだ。
思想の坩堝から改めて啓蒙家が詩人と組んで、
永遠の魅力と道理を作りださねばならない。
急ぎすぎて暴力にとりつかれずに済む、人間らしい魅力で、
魂の底から転倒する道理を考え出さなければならない。
だから現在の時代状況から足を洗うことにする。
生きて表現していた工房をぼくの湿地に建設したい。
前とは違った方法で青春を後ろから進んでいって、
たっぷり芸術家の存在様式に浸かり込んでから、
新しい言葉を紡ぎ出してみようと企む。
沈黙の力を借りながら、、、