開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

2年前の今日

今日は県立図書館で本谷有希子の講演を聞いてなるほどと思ったが、しばらくして自分のことに意識が戻り始めた。彼女のようにはいかないし、すべきではない。書くときは最初はやはり自分を素材にするのかと思った。それぞれの生き方があってそれに賭けるしかない。ただ必死でなければ読むに足るだけの世界は描けない。彼女でさえ受賞し始めるまで10年かかり、候補に上って落選する回数が二桁を超えているとさりげなく語っていた。それほどの業界なのだ。

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