開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知るために、そしてそれを解くために。

不本意にも目覚めた人間として生きる

デミアンが神と悪魔について、神聖な公認の世界と、黙認された悪魔的な世界について言ったこと、それはまさしくそのまま僕の考え、僕自身の神話なのだ。つまり両方の世界、もしくは世界の両片____明るい世界と暗い世界という考え方にほかならないのだ。ぼくの問題があらゆる人間の問題であり、すべての生命と思考の問題であるという悟りは、突然ある神聖な影のようにぼくの上におおいかぶさった。そしてどんなに深く、ぼくの最も固有の個人的な生活と意見が、大きな理念の永遠の流れに関与しているいるかを見てとり、かつ突然にそう感じた時ぼくは不安と畏敬の念におそわれた。その悟りは、なんとなく頼もしさと幸福を感じさせるものではあったけれど、楽しくはなかった。それはきびしいものだったし、しぶい味がした。なぜならそこには、責任ともう子供でいてはならぬという声と、孤独との響きがこもっていたからである。」________『デミアン』からの引用。

今感じている現実の裏に隠されている真実を見てしまった時から、不本意にも目覚めた人間にならなければならないと自分に迫っている。