開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

十分な時間

定年退職後のもっとも大きなアドバンテージは、十分な時間である。最初のころ、有り余るほどの時間を長編小説を読むなどのサラリーマン時にはできないことに当てていた。最近思うのは、もっと濃厚な時間の使い方として集中して何かに「打ち込める」ことをしたいということだ。長時間を平均して使うのではなく、短時間に集中することを継続してやり続ける使い方にシフトしたいと考えるようになった。

そこで今その時間をテニスのフォーム習得に当てることができるようになった。若い時に身につけたフォームは現代テニスでは古臭くなっていて、どのテニスプレーヤーも採っていない。35年ほど細々と趣味としてテニスを続けてきて今更フォームを変えるのはなかなか難しいとは覚悟していた。

今日、片手バックハンドのグリップの握り具合がようやく分かって手に滲んだ感触を得ることができた。このようやく分かるというところが打ち込んだ結果だと思える。それは定年退職後の今を確実に生きている実感を持たせてくれた。

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