開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

誰かのためのビジネスから、自分のための人生へ

以下はぼくがブログを書き始めた時の出発点について書いている。改めて読み直してみてほとんど忘れていたことに気づかされた。なので、もう一度再掲載して再出発しよう。

ぼくがサラリーマンだった頃、会社のために働くのではなく自分のために働けと言われた。ぼくはサラリーマンをやめたら、起業家になることを目指していた。起業家は自分のためではなく、他人のためにサービスすることが正しいとされた。 メッセージは自分が言いたいことを言っていては通じず、相手の身になって相手が知りたいと思うことを言わなければならないとされた。お客がいるからお客に合わせる必要がある。お客とは自分以外の誰かだ。ぼくはお客のニーズを知ろうとして、ひたすら誰かのために役立つことを自分に課した。自分の好きな事はお客にとって役立つことの中になければならなかった、、、、 そういうことを考えているといつか自分がなくなっていた。自分をマーケットという小さな世界にしばりつけていた。 今自分の人生を取りもどそうと、自分の感じたことに集中しようとしている。誰かのためなんていう欺瞞から自分を解放させる術を身に付けたいと考えている。それを教えてくれるのが哲学と文学である。もう一度自分が命がけでもがいていた青春に帰って、自分のための人生をスタートさせようと思う。