開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

第二のピークに向けて

私は今現在66歳で退職してから5年経っている。ブログはもう生活の一部になっている。これまでブログでの呼称は「ぼく」を使ってきた。その方がブログ内で自由でいられると感じてきたからだ。今日から呼称を「私」にする。主観から客観への移行だ。

私の求めている世界は大学時代にピークを迎えている。就職して地元の企業に入る時に一旦全てを終了させた。ピークに至るために読もうとして手をつけていた書物は、本棚奥にしまわれて封印されることになった。マルクストロツキーサルトルランボーボードレールロートレアモン萩原朔太郎埴谷雄高西脇順三郎黒田寛一梯明秀などの本は封印された。現代美術、現代音楽、現代詩の作品は遠ざけられた。思想信条趣味がすっかり変えられた。就職するためにはそうする必要があった。

だが、今はもう自由だ。封印はすでに解かれて数年経っている。人生のピークは遠に過ぎてはいる。これから第二のピークに向けて私は歩いていく。

先ほど、寺田透の「ランボー着色版画集私解」を読み始めてそうしようと思った。

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