開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

Concentration is the best pleasure.

集中して我を忘れる時間が人間にとって最高の快楽じゃないかと思う。画家がキャンバスに向かっている時、作家が原稿用紙に文章を書いている時、アスリートが練習メニューをこなしている時、詩人がひらめきを待ち構えている時、参謀が戦略を練っている時、僧侶が坐禅を組んでいる時、ミュージシャンがライブ演奏している時、外科医が手術をしている時、学者が独自の仮説を立証する過程に入った時、哲学者が難問と格闘する思考をしている時、翻訳家がベストな訳に言葉を編みあげようとしている時、難病者が弱気な自分と闘っている時、自閉症の人が脱出を計ろうと苦闘している時、不運な人生を受け止めて前を進もうとしている時、ジャーナリストが不正を暴こうと行動し始めた時、社会起業家が事業を立ち上げようと準備している時、作曲家が着想を音符に落としている時、建築家が設計をしている時、子供が夢中で遊んでいる時、、、etc。

とにかく自分に一番大切なものに従事している時間が自分と一致できてる状態であり、それが人間を成長させるのだと思う。さて、私の一番大切な作家、埴谷雄高の「死霊」を読もう。