開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

世界の後退とぼくの飛躍

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世界と私という個人の対称性において、

世界は後退し私という主体は飛躍することの哲学を開始したい。

世界はデストピアに向けてますます後退し続ける一方で、

私は世界とは断絶し仏陀の微笑みに向けて飛躍する。

つまり宇宙の自己運動に忠実になる自由なる意識において、

世界は後退し私は飛躍することを記述したい。

今はすでに死滅したとされるマルクス哲学の、

史的唯物論弁証法唯物論の再生を目指す。

今進行する世界の歴史がどんな原理で動くのか、

唯物論の原理である物質の哲学的概念が

人間の意識を通じて自己運動することによるものであることを示したい。

君はこれまで聞いたこともない理論に引いてしまうだろうが、

少しは興味を惹かれるのではないだろうか。

最後に残るものは人間じゃなくて、宇宙だからだ。

宇宙は物質の運動でできている。

最後の残るものから逆算して歴史を展望してみようではないか。

埴谷雄高の「死霊」とアルチュセールの「マルクスのために」からインスパイヤーされました。)