2020-05-04 (公論)本は少なく読め 佐々木中著「切りとれ、あの祈る手を」から 読んだ本の数を数えている時点でもうお終いです。情報として読むのなら良いのでしょうが、それが果たして「読む」に値する行為か。そうして情報に還元されたものしか相手にしていないから、それを正面切って受けとることもしないで済むのです。 ところで本当に読んでしまったらどうなるか。佐々木中氏は狂って死ぬと言っています。情報として読むのは死なないための自己防衛だと言うのです。本はそれほど恐ろしいものだと心すべし。