外山恒一著「全共闘以後」によれば、1989年ブルーハーツの「青空」は『とりわけ水準の低い日本のロック史上おそらく唯一の、(例えばジョンレノンの「イマジン」に匹敵する)普遍性を持った”ちゃんとした”政治ソングでありさえする。』と述べられている。
ちなみに、ベルリンの壁が崩壊した1989年は、日本では夏の参院選で土井たか子社会党が勝利している。東西冷戦の終焉と55年体制の崩壊は同質であると、外山恒一氏は指摘できた。これを日本の89年革命としたのは、外山恒一氏以外にいないと思う。
ついでに言うと、広島の1989年ピースコンサートにはあのタイマーズが登場している。