NHK「100分de名著」は通常録画はオンデマンドで有料になっているが、これはどういうサイトなのか分からないが無料で提供している。おかげで、テレビの時はイマイチ把握できなかったハンナ・アーレントの仲正昌樹先生による解説がよく分かった。
全体主義あるいはヒトラー独裁政治をヒトラーがやったことから研究するのではなく、大衆の側からどのようにして生まれたかを研究する方が理にかなっていると思う。しかしそれはあまりにも理にかなっていて、宿命として諦観される恐れもある。ちょうど、太平洋戦争を小林秀雄が宿命だったと述べたように。