開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

弟の長女へ

昨日、仙台に住む姪の結婚祝いに贈る九谷焼の食器を選ぶのとそれに付けて送るグリーティングカードを買いに、久しぶりに香林坊に出かけた。のんびりと市バスに乗って行こうと妻に言ったらコロナで危険だから止めようとなって車で行くことにした。九谷焼の食器は大和デパートにちょうどいいものを見つけ、珍しくその場で妻と意見が一致した。九谷焼は伝統工芸品だけど最近は若い作家も出てきて、必ずしも従来の少しくすんだ加賀五彩にこだわらなくなっている。結婚祝いに相応しく華やかな色合いだったのと、器の形がアーモンド型(形容がうまく思いつかない)でちょっと変わっているのが良かった。グリーティングカードは向かいの東急ハンズで出来るだけシンプルなデザインのものを買った。淡いライトブルーにバラのエンボスが施されているだけの清楚な、手触り感のある紙質のカードだ。ここでは妻の意見は採用されなかった。問題はカードにどんなメッセージを添えるかだ。結婚おめでとう以外に何か言葉を贈りたいという、こだわりが邪魔になりそうだと感じるとなかなか思いあぐねてしまう。若い人に何か言ってあげたい気持ちがどこかにある。その何かが言葉にならない。弟は二人の子供に恵まれた。ぼくと妻の間に子供は出来なかった。自分に子供がいないので本当のところは何を伝えたいのか、そもそも姪という相手への心からのメッセージが言えるものなのかももどかしい。ただここ数年は毎年父親について祖父の墓にお参りしてくれる彼女は物静かだがしっかりした印象があって、その姿だけで好印象を持ったのだった。お酒もほどほどに飲んで弟にも付き合うらしい。弟の山登りにも付き合っていることがフェイスブックの写真で確認できた。自分からは言葉少ないけれど、受け応えに決して不安げがない。緊張している様子がまるでなく安定感があるから自信もあるのだろう。頼もしい。きっと幸せな家庭をつくっていくことだろう。たくましくでも健やかでもなく、自分らしくでも伸びやかでもなく、夢を追ってでもつつがなくでもなく、、、穏やかに賢く生きて自分たちの人生を開いていってほしい。

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