第二の人生を「英語人格としての自分の人生を構築する」ということにした。日本人である自分が第二の人生を根本的に作るには、人格そのものを英語によって構築するのがいいと考えた。それがはっきりと第一と第二を分けることになるとラディカルに考えたわけだ。この無謀と思える思いつきを実現するには、確かな方法が必要になる。これまで英語学習の本をいくつか読んできたが、これからは自覚的に方法を選んで試行錯誤を繰り返して、自分の方法にしていかなければならないと思う。具体的な実践方法はまだ確かなものを見出せてないが、考え方として確かなのは、英語ネイティブの思考法丸ごとを自分に注入することだ。中学の受験科目としての英語を教えられてしまって、英語を日本語に置き換えることが英語学習と思い込んでいた。逆に日本語を英語に置き換えることは英作文という課目に落とし込められていた。英語と日本語の根本的な違いや、英語らしい表現や日本語らしい美しい自然な言い回しなどは、受験英語からは回りくどい余分な学習のように考えられていた。
英語学習は優れて「構築的な」方法が求められる学習課目だと思う。言葉は人格を作る。書いた文章を読めばその人の人柄がわかる。話してる言い回しや単語で、御里が知れる。それほど言葉と人格は結びついているわけだ。だから英語を学ぶことは英語人格を手に入れることに等しい。