開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

生きている充実感

人生で一番大事なことは、生きている充実感を得ることだ。永らく忘れていたような気がする。今日それを感じ取ることができた。読書でも稀にそんな小説に出くわすことがあるが、やはり実際に生身の全身でリアルに感じる方が勝る。日本体育協会公認のテニス上級コーチの肩書を持つ I さんから個人レッスンを受けたのだが、ただそれだけでは幸運な時間は訪れなかっただろう。最初から小雨模様だったのだが、途中から本格的に降り出してきてもう無理だと思った。しかしレッスンは続いた。これまであれほどの雨が降るとぼくたちの仲間でやるテニスでは、当然中止するのだが、個人レッスンでは違っていた。それがよかった。少し大袈裟かもしれないが、多少の逆境の中でも集中して何かをやることは「生きている充実感」をもたらすのだろうと思える。