開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

仲間とともに送る日常

ぼくは38年間のサラリーマン生活の中で、会社内には仲間はいなかった。みんな自分のために相手を利用しようとする人間ばかりだった。生存競争に絶えず晒されるわけだから、それも当然だろう。定年退職してからは2年間だけはOB会に所属させられ、温泉などに行っていたが、62才で勇気を持って退会届けを出してからは、完全に元の会社とは縁を切っている。仲間は社外にテニスで作っていて、37年間現在まで続いている。このテニス仲間がいなかったら、サラリーマン生活は本当に地獄だった。64才から地元の野々市市の公民館サークルの読書会に所属するようになり、その中の3人ほどの人とは小説好きの仲間として親しくお付き合いするようになっている。文学仲間ができたわけだ。その仲間と月一の例会で行う、短編中心の読書会とは別に、源氏物語だけの読書会をしようという話になり、より文学熱が深まって行きそうな見通しが持てるようになった。短編中心ではどこかに物足りなさが残ってそれが蓄積していたのだろうと思う。心からの文学仲間ができそうで、これから楽しみな「老後」が送れそうだ。

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