開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

1985年

この前、柴崎友香「春の庭」を読んで面白かったので、図書館に同じ著者(岸政彦という社会学者との共著)の「大阪」を予約していた。二、三日前から読んでいて大阪の移り変わりを懐かしんでる文章に、時代を描写する面白いエッセイを見つけた感じがした。その中で、「なげやり倶楽部」というテレビ番組のことが出てきて、深夜番組の内容のものがそのまま土曜の夕方にやっていたらしい。Googleで検索してみると、番組の動画が出てきた。1985年の風俗がよく分かる。出演者は今ではメジャーになっているが、そこに写っているそのころの若者は今どうしているのだろうか?1985年ごろの時代感性はもうどこにもなくなっている。あの頃のコマーシャルは、今では考えられないほど自由だった。2021年の今は、とにかく自由がない。

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