開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

島田雅彦の「虚人の星」を読んだ

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何か書きたくなってこのブログに書きつけようとしている。今日はこんな日だったみたいなことは書きたくない。昨日、島田雅彦の「虚人の星」という小説を読んだ。一度この作者の政治観が俗っぽくて、常識となっているごまかしに無自覚なので読むのを投げ出していた。でも何かがそのまま「切れてしまう」ことを引き止めた。多分、途中で止めるのは良くないという単純な理由によると思う。結果的に投げ出さなくてよかった。少なくとも勉強にはなった。小説にしようと思った現実の日本の裏の世界の存在がリアルに感じられた。おそらく中国やアメリカや北朝鮮のスパイがかなりの数で、大学、企業、芸能界、政界に入り込んでいるのだろうと感じられる。それが分かっただけで読んだ価値はあった。どのように戦争を起こすような事態になるのかは、この小説のように簡単なわけではないと思う。ただ戦前のように、国民の多数が戦争を望むような雰囲気が作られるのは危ないと思う。今は逆に戦争のある現実世界を受け止められない、柔な国民を多数作っているように感じる。山本哲士氏の言うように、戦争のない社会を作るには、本質的に戦争をさせない軍隊を持つ必要があると思う。しかし、その考えは国民の多数の常識にはならないだろう。忘れてならないのは、自分たちの国はすでに世界史の中に組み込まれているから、アメリカや中国の国民の多数がどうであるかを「読む」必要があると思う。、、、また話が大きくなってしまった。こんなことを書くつもりはなかった。