開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

ある歌人の現代批判

「近・現代の日本、殊に日本人特有の丹念に緻密に、合理化時代と言うと事の隈々まで合理化してしまう、この徹底した単純さみたいなものが、我々の現代の社会の生き方を本当に息苦しく、たまらない状態に追い詰めていることは確かですね。しかも、それを幾らか物に慣れている大人たちはそれほど感じないでいられるけれども、うぶな心を持っている者ほど、とても耐えられないという状態になっていくだろうと思うんですが、そういうときに何が必要なのか。我々が失ってきたもののすべてが必要だと本当は言うべきなんでしょう。文学的な情念、あるいは宗教的な情熱、そのほかいろんなものが考えられるわけですけれども、とにかくこのままでいると、どんどん先細りになっていくだろう、それは見えているわけです。」

_________________________________________________________ 岡野弘彦

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