今日は76回目の終戦記念日でお盆の日だった。毎年繰り返される、終戦記念日のテレビの特集番組は見なかった。午前中に仲間とテニスをして、午後から母親を連れて墓参りに行った。居間のソファーで少し長めの昼寝をした。ぼんやりと妻との今の生活のことを考えていた。毎日三度の飯(朝食はたいがいトーストにコーヒーだが)を作ってくれる妻のことを思った。メニューを考えるのが面倒だと言いながら何とか作ってくれる。今晩は、まぐろのづけ丼だった。美味しかった。92歳の母親はもう自分で食事を作ることが面倒になっていて、夕食は弁当の宅配を頼んでいる。高齢者向けの栄養バランスを考えた献立になっている。食欲はあり、何とか健康を保っている。そのおかげでまだ介護の世話をせずに済んでいる。父が亡くなってから一人暮らしを10年間続けている。
長い昼寝からぼんやり考えていたのは、生き急がず毎日を丁寧に生きることだった。超スローに小説を読むように、味わうように毎日を進めたい。それが定年退職者の特権でもあると思う。