ほんの微かな力の芽生えを体内に感じている。こんなことはもうこの歳になってからは感じたことがない性質のものだ。それを突き止めてみたくて書き出したのだが、何かを書きたいという意欲も「その中」にある。書き出すと止まらない感じも少し感じる。心に移りゆくよしなし事を書き綴ればあやしゅうこそ物狂おしけれ、という感じとも言えるかもしれない。原因はわからない。急に湧いてきたのだ。夕方スーパーマーケットの駐車場で車の中にいた時だった。その感じに気づいたのは、周りの風景がいつもより生き生きと感じられたからだ。サラリーマンの時の、仕事の合間のひと時のようなリラックスした状態のように思われた。時が戻ったような不思議な感じだった。あの時、漠然と自分の来し方行く末を考えていて、自分の人生が目の前に広がって自分が車の運転席で映画を見るような姿勢になっていたように思う。映画の登場人物になって風景の中に入っていって、今のぼくとは違う生活を始めている、、、ぼくはまだ若い。これまで自分の青春の頃を回想して、忘れていた一場面を思い出したりはしていた。それは過去にいた自分だった。でも今感じたのは、過去の自分とは違って何も経験していない場面に出くわそうとしている。まるっきりもう一人の自分だ。新しい自分の「生」だ。、、、そうだった。思い出したことがあった。このブログにも書いたことがある。英語だ。英語で別人格になるという無謀な目標を立てたことを思い出した。この前から和文英訳を集中してやっていた。ぼくはできるだけその和文の作成者に自分を合わせようとしていた。自分が発した言葉のように思い込んで、答えの英文も自分の英語のように感じようとしていた。そのpracticeのおかげで少し頭の中が変化したかもしれない、、、。でも今のところその男は自分に似ているから日本人だ。職業は探偵のようなことをしているみたいだ。社会の裏にも通じていて、情報提供者も何人かいるようだ。探偵だとしたら依頼人がいるはずだが、彼は直接には誰だか分からない。何人も間にいて誰かは分からないようにされている。さて、どんな依頼が来ているのだろうか、、、