開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

楽しかった今日のこと

コートの後ろの方、フェンスから2メートルくらいにまだ雪が残っていて、風も寒い午前中に外でテニスをした。こんな日にテニスをするのはよっぽどテニスにとりつかれた人たちに違いない。4面あるわが町野々市のコートは全面うまっていた。私たちのメンバーは10人ほどだが、今日は4人、2夫婦だった。たっぷり時間があったので、コロナで閉じこもりがちになっていていたこともあって、休憩の間の世間話は大いに花が咲いてテニス以上に楽しかった。テニスの付き合いは長くて35年くらいある。だから昔の思い出にも話が飛んでくると、熱を帯びてきたりした。お互いに若い頃の時間を共有していることが特別の、貴重なことに思え幸せだった。年を経るにつれて思い出が増える。それは必ずしも楽しいことばかりではない。突然思い出したくない失敗の場面や、後で気づいては赤面することや、後で考えてみると辛い思いをさせていたことがわかったりと、脈絡なく過去が飛び出してきたときは、ああマズイぞと呟くこともある。今日はいい方の思い出が湧き出てきて、歳をとっていることのメリットを感じた一日だった。

f:id:hotepoque:20180901175156j:plain(写真は本文とは関係ありません)