開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

ある決意について

自分のこころの内を覗いて今うごめいている衝動や不安や違和感を言葉にしてきた。それらがこのブログに積み重なって、こころの方が多分癒されてだと思うが平穏になって波立たなくなったと思える。そろそろ吐き出す必要がなくなったと思える。何度かこれまでもブログを止めようとしたことがあった。今回も全てのブログ記事を消去したい欲望に囚われた。思い出すのは、「海辺のカフカ」で私設図書館の女館長がこれまでの手紙だったかを全て燃やして自殺したことだ。ずいぶん前に読んだから、他の記憶と混在しているかもしれない。自分が死んだ後、読まれるのを拒否したのだが、ぼくもブログを消して死にたいと思ったのかもしれない。一度死んで生まれ変われたらどんなにいいだろうと想像した、ということかもしれない。

実際に自死することはとてもできないことは分かっている。ただこれまでと同じことを書くことはしたくない気になっている。それなら、そういう衝動をきっかけにして一つの決意に変えたいと思う。自分の過去にあった「恨み」を晴らすために書くことは、もう止めようと思う。書く動機になっていたネガティブな事柄に対して、対応しないことにする。自分の未熟さや無知や無情さで苦しめてしまった隣人たちに詫びなければならないが、どうか許してほしい、、、これからも書くことは続けるが、基本的には慎ましい楽しみのために、書くことにしたいと思う。