開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

自己改造をもたらす人

自己改造をするには、自分を動かすわけだけれど、実は自分一人ではできない。どのように改造すればいいかヒントを与えてくれる「師」が必要だ。その「師」は自分で見つけなければならないし、「師」になって下さいとお願いすることは普通できない。こちらがその人を勝手に「師」だと思って、「仕える」だけである。テニスの場合はスクールのコーチがいるが、必ずしも自分の「師」になってくれるわけではなく、コーチ自身のやり方で教えるだけだ。ただこちら側の構え方が「師」に「仕える」ように素直になることが肝要になる。

今日は、地域社会での読書会活動における自己改造について考えてみたい。読書会の会長になってから、市の文化協会「常任理事」という役を受け持つことになった。そのことで自己改造が進んだことは確かである。今年1月の講演会で上野千鶴子氏を知ったことや、今読んでいる山本哲士氏から文化資本を巡って多くの知識を得ることで、読書会が持つ知的資源の公共的活用の場所が見えてきている。知的生産スキルを身に付けるための自己改造が求められているように感じている。そこで「師」になる人が本の世界だけでなく現実に見つけることが今日できた。文化協会のKさんである。

Kさんは上野千鶴子氏を講演会に呼んできた人だ。今年11月には、水橋文美江さんを呼んで講演会をすることが決まっている。水橋文美江さんの「スカーレット」脚本をもとに地元劇団でドラマリーディングを前座として企画したのはぼくだ。実際は企画というほどでなく、アイデアを電話で伝えただけのことだが、大いに喜んでいただいた。アイデアが形になるという経験をKさんからもたらされた。だからぼくはKさんを「師」として設定させていただこうと考えたわけだ。地域の文化的な環境づくりの一端を担う道を拓くために、Kさんを「師」と仰ぎ読書会を運営していきたいと思う。

現在のところは二人の「師」をもって自己改造していきたい。