開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

情報など発信していなかった

この前このブログで、「情報発信者」から「情報生産者」になると宣言してしまったが、あれはぼくの傲慢さを示すものだった。情報をブログで発信などは一度もして来なかったはずだ。そもそも情報など専門家でも研究者でもないのだから、できるはずはないのである。SNSで自己表現の敷居が極端に低くなったことで、誰もがものを言うことができるようになった。技術が使い手の能力を超えて与えられてしまったため、暴走して制御不能になることもある。ぼくのように自分が情報発信者になったかのような錯覚を持ってしまうのだ。日記のようなものは発信しているかもしれない。そんなものは情報ではない。読んだ本の感想など情報ではない。書評というような、評価などできるはずもない。価値判断の根拠となるものを持たないからだ。感じたり、考えたりしたことはそのままでは情報になり得ない。客観的に認められた能力や業績や経験が価値判断の根拠として認めうるか、まずは自分に問うべきだ。自分はこれまで間違っていた、と認める。これまで他人の動画を安易な評価でこのブログに載せていたが、自分の間違いを認めて最近削除させていただいた。