開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

学術書読書目標を追加した訳

今年の目標の一つ、学術書を読むで、今読んでいる柄谷行人の「世界史の構造」に4冊を新たに追加した理由について記しておきたい。それは、2018年1月5日のぼくのブログに戻ることになる。その時に読みたいと掲げていた本が、追加した4冊である。トロツキーロシア革命史」、ハンナ・アーレントの「全体主義の起原」、E・H・カーの「危機の二十年」、サルトルの「弁証法的理性批判」を上級者の読書としてリストアップしていた。上級者の読書とは、想像力を借りて歴史的人間となって、学術書に記載された世界を追体験することだ。学術書読書目標を追加したのは、その4年ほど前に掲げた図書を2022年7月の今も読み終えていなかったからだ。というより、すっかり4年前に考えていたことを忘れていた。その反省を込めて幾分自己懲罰的に、目標設定したのだった。