開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

終活に入る前に

今日、図書館の館長さんと講演会の講師の件で話をしてきた。東京生まれの、スキンヘッドの、小柄なおじさんだ。僕たち高齢者には、終活に関する本を揃えるのが相応しい対応だと思っていたことがこの前の図書委員の総会でバレてしまった。終活なんて、そうは問屋がおろさねえ。その前にもう一度人生のピークに向かって、第2の人生をスタートさせるのが今時の高齢者なのであると反論したのだった。今日また第2の人生というキーワードを持ち出してやったが、しつこかったかも知れない。それはさておき、ぼくには本当に老いぼれる前に、何か大きなピークがありそうな予感がしている。今までできなかったことをするのだ。講演会講師の件では、北方謙三を呼びたいというアイデアを出した。彼はハードボイルドの作家イメージがあるが、近年は時代小説を書いているそうだ。その時代小説の中で、加賀の一向宗を書いているのを知って、当地野々市もその舞台になっている。野々市市民のルーツを探る手がかりが得られるかも知れない、と思ったのである。もし北方謙三氏を呼んで講演会を開くことができたら、ぼくにとって一つの経験になる。できなかったことをチャレンジにするのだ。そういうチャレンジを10年ぐらいやってその後、終活に入ってもいいかなと思っている。