開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

人生の黎明期*

今日14時30分から野々市市役所で、4回目のワクチン接種を受けてくる。今回の注射が一番うまかった。最初のチクリの後ほとんど痛みを感じなかった。流れるようなシステムの中を多くの野々市市民と共にワクチン接種するのは、誤解されそうだが気持ちよかった。共同体の一員としての義務を果たしたような精神的な安定感があった。やはりどこかで安心したのだろうか。帰宅して喉が渇いたので、トマトジュースを飲んだ。冷えていてとても美味しかった。たまたまテレビをつけると、NHK連続テレビ小説「ひまわり」の復刻版をやっていた。主人公のぞみの顔が松嶋菜々子だとはすぐに気づかなかった。一昔前の初々しい女性の姿に何か懐かしいものを感じた。純粋で真っ直ぐな目にすぐに惹きつけられた。弁護士のたまご役ということで、どこかに正義感を漂わせている。ドラマの中で「あんたは自分が太陽だと思っている」と言われていた。自分が中心にいて周りが回っているように思える充実感こそ最高ではないだろうか。幾分おめでたくはあるが、ぼくはそういう人の輪の中に居たいと思う。それはどこかでぼくの高校時代の雰囲気を思い出させた。現実の生活と自分の想いが充満する身近な空間とが渾然一体となったドラマ的な日常がしばらく続いていた、、、。挫折が運命付けられているとはいえ、その数年間こそ人生の黎明期として貴重な時期だったかもしれない。