今日分かったことは、ヘーゲル「精神現象学」の翻訳として出版されている本のうち、最も入手しやすい平凡社ライブラリー版は、書いてあることがよく分からないということだった。樫山欽四郎氏訳では、中にはさっぱりわからないところがあったということだ。(少なくとも自分にはということだが、同じ箇所を牧野紀之氏訳では、よく分かった。)一部分わからないところがあると、哲学書の場合全体に影響が及ぶ。時間の無駄になるので、少なくとも樫山欽四郎氏訳は読まないでおこうと思う。ただ牧野紀之氏訳は13,200円するので今のところは図書館で借りて読むことにする。ぼくが借りている石川県立図書館では、次の予約が入って貸し出し延長はできなくなっていた。意外に人気があるのだろう。