開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

鬱には温ったかいものが効く

69年間生きてきて今から思うと、鬱体質だったぼくを最終的に改善したのは妻との出会いと結婚だったと思える。サラリーマンの時、家と会社の車での往復が新居(結婚当初はアパート)と会社の往復に変わって、ぼくの体質も変化していったのだと思う。通う道の風景が違うのが毎回の刺激になっていたのだと思う。「初めて」会社から帰宅する時、いつもと違う方向にハンドルを切った瞬間のことを今でも覚えている。じわっとした温かさが腹の底から這い上がってきた、というはっきりした体の反応をそれは伴ったから記憶されているのだ。それと自分への呼び方が誰からも友達や兄弟、親からも言われたことのない「ちゃん付け」で呼ばれたことも大きいと思える。親類からは「まーちゃん」と呼ばれたが、妻からは「まこちゃん」と呼ばれた。でもその呼称はいつもなのではなく、妻が機嫌のいい時で多分ふざけた感情も含んでいると思う。今から思うと、このちょっとした「ふざけた感情」も得難い感情教育だったかもしれない。

、、、このブログをヘーゲル哲学への動機付けや読書への促進として書いていこうとしたが、やはりそれでは書くことが限定され書く回数も減るので、これからはこのような「今から思うと」シリーズを書いて、書くこと自体を優先したいと思う。軌道修正になるのもいいのではないか。