開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

始めたことは終わりまでやる

今年の目標ではなく、今年の抱負として自己改造のための実験をしてみたい。それは、「始めたことは終わりまでやる」ということだ。何かの直感があって、または他者からの勧め(それは関係の絶対性からは、強制に近くなる)で始めたことは、終わりまでやり遂げる、という実験である。その過程で必ず起こる自分との矛盾、葛藤を意識的に取り出してみたい。取り出された問題を別次元から解決してみる、という実験。これもヘーゲル弁証法からインスパイヤーされたものだ。今着手されているものは、剣町柳一郎さんから渡された同人誌「櫻坂」を読むことと、ジョン・ケージの評論(「現代芸術五人の巨匠」所収)を読むことと、林真理子「マイストーリー」を読むことだ。これまでは途中まで読んで放棄していたから、最後まで読むこと自体が挑戦になる。意外と簡単なようで、難しいかもしれない。