生産的な自分になることを69歳の誕生日を迎える時に、このブログに書いていた。今年来月で70歳になる。どれだけ生産しただろうか?小林秀雄は「読書について」というエッセイで、文化というのは物を生産できて初めて文化と言える、というようなことを述べている。文化は曖昧な概念のようなものではなく、生み出される、形ある、具体的なものである、と言いきっている。小林秀雄のいいところは、このような言い切りにあると思う。さてぼくはどのような文化をこの1年で生み出したのか?探してみると、講演会を過去3回開催して、講演会の作り方を自分の中に生み出した、と思う。2回目こそ10名程度しか聴衆を集められず失敗したが、1回目45名、3回目37名を集めて盛況だった。場所と機会は地元野々市市のあるイベント期間中と会場であったが、演題から講師選び、講演依頼、講演会集客(後援、共催依頼)、講演会司会までを一人で行った。3回経験できて身についたと思える。これは確かに生産だったと思える。今年はさらにレベルアップした講演会を生産したい。