開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

Life of a reticent man 解説2

Self-exploration as to why my life is the way it is has become a major post-retirement activity. これの主語は、Self-explorationで、述語がhas become a major post-retirement activityである。why my life is the way it isが名詞節になってas toの目的語になっている。「なぜ私の人生がそうなっているのか」「について」のSelf-exploration自己探求全体で主語となるわけだ。この文ではisで区切られることが文章だと分かりにくいが、話す時にはisの後で間を置くからすんなり通じるのだろう。それにしても、自己探求という堅い日本語がSelf-explorationと置き換えられると、何かカジュアルなカッコいい言葉に変わるような気がする。

From the dialogue in the novel I'm reading today, I suddenly realized that something about me was the cause of everything. この一文は自分の何か決定的な原因となるものが、dialogueにあることをある小説を読んで閃いたことを書きたかったのだ。だからthe dialogueが最初に来て、閃きの由来をFromで明確に示せているので英語にすると自分の元の日本語より論理的は構造になっていると思う。ぼくはその小説は会話がいかにも生き生きとしていて、会話文に込められた作者の筆力に圧倒されたのだった。そうか、地の文で説明してしまっては小説にならないと思った気がする。会話で小説全体つまり作中の人生を運んでいくやり方がむしろ、人生の意味なのだと突然理解されたのだ。そうするとぼくの人生にあまり意味を感じないのは会話がなかったせいかもしれないと思い、それは無口なぼくの性格がそのままの人生を作ってきたように感じたのだった。